昭和テレビCMの超絶インパクト!土田晃之が今も忘れられない「名フレーズ」とは
1980年代の熱狂的な時代を生きた芸人・土田晃之さんが、自身の著書『僕たちが愛した昭和カルチャー回顧録』の中で、子どもの頃に夢中になった昭和のテレビCMについて語りました。10代~30代の皆さん、懐かしいCMを思い出してみませんか?
「♪ピッカピカの一年生」小学一年生のCMに憧れた!
土田さんが真っ先に思い出すのは、『小学一年生』(小学館)のCM。毎年入学シーズンに放送され、新一年生たちがカメラに向かって夢や希望を語る様子が印象的でした。
「テストで100点取りたい!」「お当番を頑張りたい!」といった真面目な抱負から、「新幹線の運転手になりたい!」「好きな男の子は4人います!」という、子どもらしい率直な告白まで、その素の表情が面白かったと語ります。CMを見るたびに「自分も出たい!」と思っていたというエピソードは、多くの人が共感できるのではないでしょうか。
今なら放送できない!?フジカラープリントの「それなりに」
『フジカラープリント』(富士写真フイルム)のCMも忘れられないと振り返ります。樹木希林さんと岸本加世子さんが出演し、希林さんが「お見合い写真なので、特に美しく」と頼むと、店員役の岸本さんが「フジカラープリントでしたら美しい方はより美しく。そうでない方は……それなりに写ります」と答えるやり取りが、まるでコントのような面白さだったそうです。
このCMの「それなりに」というフレーズは当時流行語になり、土田さんは希林さんを“コントの人”だと勘違いしていたとのこと。樹木希林さんの間の取り方や表情は、子ども心にも「すごいなぁ」と感じられたそうです。
研ナオコの「エヘヘヘヘ」もインパクト大!
研ナオコさんも、土田さんにとって“面白い人”のイメージでした。愛川欽也さんと共演した『ミノルタ一眼レフ』(ミノルタカメラ)のCMでは、愛川さんが「最近、僕はミノルタ一眼レフに凝っている。しかも美人しか撮らん」と言い、研さんが「エヘヘヘヘ」と独特の笑顔を見せるというシュールな展開が話題となりました。
愛川さんが「だからシャッターを押さない」とツッコミを入れる場面は、今見てもインパクト抜群。「美人しか撮らん」という発言は、現代では放送できない可能性もあるかもしれません。
樹木希林さんと研ナオコさんは、土田さんにとって、“面白い人”の代名詞であり、その表現力や存在感は、子ども時代から彼の心を捉えて離さなかったようです。
コメント一覧
まだコメントはありません。
← トップに戻る