興国の守護神・岩瀬颯、プロ入りした兄・陽を「最高のお手本」に全国初勝利!
12月28日に開幕した第104回全国高校サッカー選手権大会で、興國高校のGK岩瀬颯選手が、チーム初の全国大会1勝に大きく貢献しました。迫力ある声と安定したプレーでチームを勝利に導いた岩瀬選手にとって、4つ上の兄・陽選手は常に「最高のお手本」として存在しています。
帝京大可児との激戦を制し、全国初勝利
興國高校は、1回戦で帝京大可児高校を2-0で破り、見事全国大会初勝利を飾りました。岩瀬選手は、9本のシュートを浴びながらも、1度もゴールを許しませんでした。試合後、ミックスゾーンで岩瀬選手は「バックラインの選手たちが本当に頑張ってくれて、守りやすかった。仲間に感謝している」と、チームメイトへの感謝を述べました。
安定感の秘訣は、兄・陽選手から学んだ集中力
岩瀬選手は、昨年から試合に出場する中で、自身の安定感のなさを課題に感じていました。今年は「常に集中して、味方が安心してプレーできる存在になりたい」と目標を定め、キャッチング、キックの正確性など、細部にまでこだわって練習に取り組んできました。その結果、大舞台でその実力を発揮し、チームを勝利に導くことができました。
プロ入りした兄・陽選手への尊敬
岩瀬選手がGKを目指すきっかけとなったのは、兄・陽選手のプレーでした。「ピンチを救う姿がカッコ良かった」という陽選手は、中央大学で絶対的な守護神として活躍し、来季からは湘南ベルマーレへのプロ入りが決まっています。岩瀬選手は「兄の背中を見て育ち、プロになるのは当然だと思っていた」と語り、兄を尊敬の眼差しで見つめています。
練習生として接する兄の厳しさから学ぶ
岩瀬選手は、兄が所属する中央大学の練習に参加する機会を得ました。そこで感じたのは、兄の「オンとオフの切り替え」の素晴らしさでした。普段は優しい兄も、練習に入ると弟関係なく、厳しい指摘をくれるそうです。「大学サッカーの厳しさも教えてもらい、4年間大学で頑張ればプロになれるという半端な気持ちでは絶対にプロになれないと改めて感じました」と、兄から多くのことを学んだことを明かしました。
兄を超えるために、謙虚さと貪欲さを胸に
岩瀬選手は、兄を追いかけながらも、自分自身の成長を強く意識しています。「兄から学んだことを活かし、自分にベクトルを向けて研鑽を積むことが大前提」と語り、謙虚さと貪欲さを胸に、さらなる高みを目指しています。兄をも超える活躍を見せるために、岩瀬選手はこれからも努力を重ねていくでしょう。
興國高校は、2回戦で浜松開誠館高校と対戦します。岩瀬選手は、「兄から学んだことを活かし、チームに安定感をもたらしたい」と意気込みを語りました。今後の活躍から目が離せません。
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