Bリーグ入場料収入33%増!過去最高の651億円を達成、島田慎二チェアマンが語る「質の向上」とWリーグ発展への展望
Bリーグが2024年度の決算を発表し、クラブ営業収入が過去最高の651億円を達成しました。特に入場料収入は前年比33%増と大幅に伸び、リーグ全体の活性化が鮮明になっています。日本バスケットボール協会会長兼Bリーグチェアマンの島田慎二氏が、ポッドキャスト番組『島田のマイク』でその詳細と今後の展望を語りました。
Wリーグへの積極的な関与と「ONEBasketball」の推進
島田氏は、JBA会長としてのマニフェストである“ONEBasketball”の一環として、11月下旬にWリーグの試合を視察。Bリーグが経験してきた経営改善のノウハウをWリーグの発展に活かしたい考えを明かしました。これに対し、女子日本代表の髙田真希選手はSNSで「トップの方が会場に来てくれるのは嬉しい」「Bリーグみたいに熱狂を生んでいきたい」と期待を表明しています。
好調な決算の裏側と課題、そして「質の向上」へ
Bリーグの2024年度決算では、入場料収入とスポンサー収入が共に増加しましたが、一方で赤字クラブが前年の5から15へと増加したことも課題として浮き彫りになりました。島田氏は、短期的な成長を求めるのではなく、中長期的な視点でのクラブ経営の重要性を強調しました。
2024年度までに誕生した“夢のアリーナ”5つは、リーグ全体の入場者数を485万人へと押し上げる大きな要因となりました。島田氏は、入場者数の増加を「経営の血流」と表現し、クラブの健全な経営に繋がることを説明。同時に、招待座席の割合を減らすなど、「質の向上」という新たなステージへの移行を示唆しました。
2026年以降の新リーグを見据えて
2026年以降の新リーグを見据え、島田氏はサラリーキャップやドラフト導入による戦力均衡化が進む中で、限られたルールの中でチームを魅力的にする重要性を指摘。「スケールの時代からクオリティの時代へ」と、リーグ全体のレベルアップを展望しています。
その他の話題
番組では、島田氏がロサンゼルスとシカゴを訪問し、八村塁選手や河村勇輝選手と面会したこと、小学館の新雑誌『コロちゃお』で連載開始されたBリーグ監修漫画『Stray5』についても語られました。
今回の決算発表と島田チェアマンの発言は、Bリーグが更なる成長を目指し、バスケットボール界全体の発展に貢献していく姿勢を示すものと言えるでしょう。
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