大晦日から年明けにかけて日本列島を猛吹雪が襲う!元日~2日は「警報級の大雪」に警戒、太平洋側や九州でも積雪の可能性
2023年12月30日、長崎放送気象庁の発表によると、大晦日から年明けにかけて日本付近に強い冬型の気圧配置が張り出し、記録的な大雪となる恐れがあります。特に、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の動きと、2日に通過する強烈な寒冷渦に注意が必要です。
大晦日31日は北陸を直撃!短時間で積雪急増の可能性
31日(水)は、活発な雪雲のラインであるJPCZが北陸地方に向かいます。山沿いを中心に雪が強まり、短時間で積雪が急増する恐れがあるので、注意が必要です。
元日~2日は西日本へ南下!「警報級の大雪」に警戒
1月1日(木)にかけてJPCZのラインが南下し、西日本(中国地方や若狭湾付近)を指向する予想です。北日本から西日本にかけての日本海側では、1月3日にかけて「警報級の大雪」となる可能性があります。普段雪の少ない地域でも、大雪に備える必要があるでしょう。
1月2日は寒さのピーク!太平洋側でも大雪の恐れ
2日(金)は、今回の寒波のピークとなる見込みです。上空500hPaには「マイナス39℃以下」という極めて強い寒気を持った寒冷渦が本州付近を通過します。普段雪の少ない地域でも、平地で雪の目安となる「マイナス9℃」の寒気が西日本から東日本の広い範囲を覆うため、太平洋側の都市部などでも大雪となる所がある見込みです。
予想降雪量
元日朝までの予想降雪量(多い所)
- 東北日本海側:山沿い70cm/平地50cm
- 東北太平洋側:山沿い70cm/平地40cm
その後(1日朝〜2日朝)の予想降雪量(多い所)
- 東北日本海側:山沿い50cm/平地30cm
- 東北太平洋側:山沿い40cm/平地20cm
九州北部・山口は元日から三が日は平地でも積雪の可能性
福岡管区気象台の発表によると、九州北部地方(山口県を含む)の上空約1500メートルにも、1月1日から3日頃にかけて「氷点下9度以下」の強い寒気が流れ込む見込みです。山地だけでなく平地でも雪が積もる所があるでしょう。初詣やUターンラッシュと重なるため、積雪や路面凍結による交通障害に備えが必要です。
交通障害に厳重警戒!ピークアウトは1月3日後半
北日本では今日から、西・東日本では2日にかけて、大雪による立ち往生などの交通障害に厳重な警戒が必要です。冬型の気圧配置は、1月3日(土)の後半には緩む見込みです。
連休明けも雨や雪の可能性
1月5日(月)は、再び気圧の谷の影響で西日本の降水確率が高まっており、雨や雪の可能性があります。帰省や旅行中の方は、大晦日から三が日にかけての移動スケジュールを慎重に検討し、最新の交通情報を確認してください。
コメント一覧
まだコメントはありません。
← トップに戻る