コンサドーレ札幌、深井一希選手が22年のキャリアに幕!5度の手術を乗り越えた“不屈の男”のラストメッセージ
11月30日、コンサドーレ札幌の深井一希選手(30)が、今季限りでの引退を発表し、現役最後の試合を迎えました。22年間、赤黒のユニフォームをまとい、チームを支え続けた“背番号8”のピッチを去る日。その姿を見送るサポーターの熱気と、深井選手への感謝のメッセージに包まれた一日でした。
小学4年からのコンサドーレ一筋
深井選手は、小学4年の時にコンサドーレ札幌のアカデミーに合格。以来、コンサドーレ一筋でサッカー人生を歩んできました。年代別の日本代表にも選出され、将来を嘱望された“赤黒の逸材”でした。
チームメイトからも深井選手への尊敬の念が寄せられています。
高嶺朋樹選手「小学校からお世話になっていたので、深井さんがユースのときの年代っていうのはすごく強かったし、札幌のユースの中でも特別な存在だったと思います。自分としてもすごく憧れる存在で、いろいろアドバイスもいただきましたし、サッカー選手としてもいろんなことを教えてもらって今の自分に繋がってるなと思ってますね」
中村桐耶選手「コンサドーレ一筋で長い間プレーしていて、派手なプレーとか、うまさを見せるプレーではないですけど、淡々とミスのないプレーは本当に参考になりますし、一希くんが今までやってきたプレーっていうのは僕にとってもすごい参考になるというか、勉強させてもらっています」
数々の困難を乗り越えて
深井選手のキャリアは決して平坦なものではありませんでした。5度の膝の手術という大きな困難にも直面しましたが、決して諦めず、リハビリに励み、見事にピッチへと復帰しました。その不屈の精神は、多くの人々に勇気を与えてきました。
記憶に残る劇的なゴール
深井選手といえば、2019年のルヴァンカップ決勝での劇的なゴールが忘れられません。川崎フロンターレとの決勝戦、試合終了間際のアディショナルタイムに、コーナーキックから頭でボールを押し込み、劇的な同点ゴールを決めました。諦めなければ奇跡は起こる、その姿は多くのファンの心に刻まれました。
サポーターへの感謝
ラストマッチを迎えた大和ハウスプレミストドームは、サポーターの熱気と“背番号8”の応援で埋め尽くされました。
サポーターからは、深井選手への感謝のメッセージが次々と寄せられました。
サポーター「自分の私生活だったり、応援しているサポーターも勇気をもらえるプレーをしていた」
サポーター「2019年のルヴァンの決勝のヘディングを生で見た。きょうはすごい感慨深いので、1秒でも長くピッチで見たい」
深井選手は、22年間のコンサドーレでのキャリアを終えましたが、その不屈の精神と献身的なプレーは、コンサドーレの歴史に永遠に刻まれることでしょう。
コメント一覧
まだコメントはありません。
← トップに戻る