12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された「RIZIN師走の超強者祭り」で、雑賀“ヤン坊”達也選手（DOBUITAFIGHTSPORTSGYM）が、“ブラックパンサー”ベイノア選手（アメリカ／AKA）との対戦で見事勝利を収めました。RIZIN参戦から約2年半、4戦目にして初の勝利となり、会場は熱気に包まれました。

苦戦を乗り越えた雑賀“ヤン坊”達也

雑賀選手は、2022年4月のRIZIN初参戦以降、江藤公洋選手、アリ・アブドゥルカリコフ選手、ヌルハン・ズマガジー選手に3連敗。しかし、パンクラスでは王座を獲得し、2度の防衛に成功するなど、その実力を証明してきました。「やっと勝てた。もう35歳になっちゃったよ！ちくしょー！」と勝利の喜びを語り、ベテランの意地を見せました。

覚醒したベイノア、次なる挑戦へ

ベイノア選手は、極真空手やRISEでの実績を持ち、MMAでも活躍してきました。近年はアメリカでトレーニングを重ね、MMAファイターとして「完全に覚醒」したと評されています。試合後、「絶対に強くなって帰って来る」と力強く語り、今後の活躍を誓いました。

激しい打ち合い！試合展開を振り返る

1R、両者オーソドックス構えで試合開始。ベイノア選手の右ストレートに対し、雑賀選手が右フックを合わせるなど、序盤から激しい打ち合いが繰り広げられました。中盤にはバッティングによる一時中断も発生しましたが、再開後も両者一歩も譲りません。ベイノア選手のテイクダウンを雑賀選手が凌ぎ、逆にロープに押し込む場面も。終盤には、雑賀選手のヒザ蹴りがベイノア選手を捉え、圧をかけて勝利を掴みました。

雑賀選手の勝利は、RIZINライト級戦線に新たな波乱を巻き起こす可能性があります。今後の活躍に期待しましょう。