『相棒』心がえぐられる「重すぎ回」season7「最後の砦」とは?
25周年を迎えた人気刑事ドラマ『相棒』。幅広い作風が魅力ですが、特に心を揺さぶる「重すぎ回」は多くのファンに語り継がれています。今回は、その中でもseason7の第7話「最後の砦」に焦点を当て、その衝撃的な内容と、なぜ今もなお語り継がれるのかを深掘りします。
スクーター通り魔事件の裏に隠された真実
このエピソードは、スクーター通り魔事件の容疑者・辻が取り調べ中に急死したことから始まります。容疑者の死には、刑事・野村の強引な取り調べが関与している疑いが浮上。特命係は、取調べ監督官の下柳の証言が重要だと考えますが、下柳は強引な取り調べを目撃しながらも、問題なしと報告していたのです。
警察の威信と真実の間で苦悩する監督官
下柳は、警察の威信を守るという大義と、自身が見た真実の間で激しく苦悩していました。徐々に真相に近づこうとする右京と亀山薫の前で、彼はついに最悪の決断を下します。「告発なんてしたら、仲間を裏切ることになる!貶めることになる……」と叫び、拳銃自殺をしてしまうのです。
「一体、何のための監督官なんだ!」衝撃のラスト
下柳の最期の言葉「一体、何のための監督官なんだ!」は、取調べ監督官という制度の問題点を鋭く指摘しています。亀山が「強いですね右京さんは……そして正しい……」と苦しみながらも右京に語り掛けるシーンは、息苦しくなるほど重い雰囲気です。さらに、最後は野村が取調べ監督官に任命されるという、罰を与えられるかのような人事も、後味の悪さを際立たせています。
正義のために苦しむ警察官たちの姿
このエピソードは、警察官の威信を守るために隠蔽する者、命を絶つ者、真実を追求する者…と、正義のために苦しむ警察官たちの姿をリアルに描いています。単なる刑事ドラマではなく、社会の闇や人間の葛藤を描き出す、深みのある作品として、今もなお多くの視聴者の心に深く刻まれています。
『相棒』の魅力は、コミカルなエピソードだけでなく、このような心をえぐられるような重いテーマを扱い、視聴者に考えさせる点にあると言えるでしょう。最新シーズンも放送中の『相棒』から、目が離せません。
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