脚本家・内館牧子さん、朝青龍への愛を隠し通した「最高だったわよ!」
人気脚本家で、大相撲の横綱審議委員会委員も務めた内館牧子さんが、4月17日に急性左心不全のため77歳で亡くなりました。葬儀は近親者のみで行われ、来春にお別れの会が予定されています。
朝青龍を厳しく批判した裏にあった深い理解
内館さんは、NHK連続テレビ小説「ひらり」や大河ドラマ「毛利元就」など、数々のヒット作を手がけました。特に、横審委員としては、朝青龍への厳しい批判で注目を集め、「朝青龍の天敵」とも呼ばれていました。
しかし、その裏には朝青龍への深い愛情があったのです。元大相撲担当記者の甲斐毅彦氏によると、2003年、朝青龍が稽古で高見盛を厳しく指導し、泣かせてしまった日のこと。甲斐氏が朝稽古を見学に訪れた際、内館さんは記事を読んで「甲斐さん、最高だったわよ!」と大笑いしたといいます。
プロレス愛が滲み出る「ヒール」の重要性
当時、大関・魁皇が綱取りに迫っており、朝青龍はその動きを阻止する構図でした。内館さんは「カリスマ・ヒールがいてこそ、ベビーフェースの魁皇も光る。ここでフニャフニャされたら困っちゃうのよ」と語り、プロレスにも精通していることを明かしました。
内館さんは、プロスポーツが盛り上がるためには「悪役」の存在が不可欠だと誰よりも理解していました。そのため、あえて朝青龍の天敵役を買って出ることで、大相撲界全体の盛り上げに貢献しようとしたのです。
脚本家として、そして相撲ファンとして
内館牧子さんは、脚本家としてだけでなく、熱心な相撲ファンとしても知られていました。その独特な視点と愛情は、大相撲界に大きな影響を与えました。彼女の死は、多くの人々に惜しまれています。
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