「自分は全知全能の神」…教育虐待する親の恐ろしき実態を作家・石井光太氏が告白
親の過剰な教育が子どもを深く傷つける「教育虐待」。表面化しにくく、社会全体で見過ごされがちなこの問題に、作家の石井光太氏が深く切り込みました。石井氏の著書『教育虐待-子供を壊す「教育熱心」な親たち-』を原作とした漫画が新潮社のウェブマンガサイト「コミックバンチKai」で連載されており、話題を呼んでいます。
教育虐待とは?なぜ見過ごされやすいのか?
石井氏が教育虐待に着目したのは、10年ほど前。一般的な虐待とは異なり、勉強やスポーツにおける過剰な教育が子どもたちを苦しめている現状に危機感を抱いたといいます。
「教育虐待は、加害者も被害者も虐待だと認識していないことが多いんです。世間的には『教育熱心な親』と片付けられてしまい、被害者である子どもも、親は自分のためにやってくれていると考えるため、発見されにくい」と石井氏は語ります。
また、症状がすぐには現れないことも特徴です。「受験に成功して、大学生や社会人になってから、自分で何も決断ができなかったり、愛着障害が表れたり、親子関係の築き方がわからないといった形で表面化するケースがあります」と、長期的な影響の深刻さを指摘します。
漫画で描かれる衝撃的な事例
コミック最新第4巻では、「エリート医学生が起こした性暴力事件」「教育インフルエンサーママの弊害」「日本の大学への中国人爆入学」といった、現代社会が抱える問題と教育虐待の関連性が描かれています。
これらの事例は、一見すると教育とは関係ないように思えるかもしれませんが、石井氏は「過度な競争やプレッシャー、歪んだ価値観などが、教育虐待の温床になっている」と警鐘を鳴らします。
教育虐待から子どもを守るために
教育虐待は、子どもたちの心身に深い傷跡を残し、将来にわたって様々な困難を引き起こす可能性があります。石井氏は、教育虐待の問題を広く社会に知らしめ、早期発見・早期対応につなげることの重要性を訴えています。
「教育虐待は、親の愛情不足や不安が原因となることもあります。親自身が抱える問題を解決し、子どもとの健全な関係を築けるように、社会全体でサポートしていく必要があります」と石井氏は提言します。
教育虐待は、誰にでも起こりうる問題です。子どもたちの未来を守るために、私たち一人ひとりが問題意識を持ち、周りの状況に目を向けることが大切です。
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