「ハルヒ」「コードギアス」の裏で何が起きていた?2006年アニメ黄金期の伝説すぎる“迷作”たち
2006年はアニメ史に残る「黄金期」にして「混沌の時代」だった
いまから20年前の2006年といえば、『涼宮ハルヒの憂鬱』や『コードギアス反逆のルルーシュ』『DEATHNOTE』など、後世に語り継がれる歴史的名作が一斉に誕生した年として知られています。しかし、この年の魅力はそれだけではありません。当時のアニメファンを騒然とさせた、ある意味で「伝説級」の迷作やカオスアニメも数多く生まれていました。なぜ、この年にこれほどまでに濃い作品たちが誕生したのでしょうか。
作画崩壊の伝説「キャベツ事件」と衝撃の「GUN道」
当時、ネット界隈を特にザワつかせたのが、作画崩壊で名を馳せた作品たちです。アニメ『夜明け前より瑠璃色な~CrescentLove~』の第3話に登場した、どう見ても緑色の球体にしか見えない「伝説のキャベツ」は、作画の限界を突破したエピソードとしていまでも語り草です。また、モンキー・パンチ先生原作の『MUSASHI-GUN道-』は、安定しない作画と独特すぎる演出が逆に中毒性を呼び、放送から20年経ったいまでも「忘れられない衝撃」としてカルト的な人気を誇っています。
ネットと「カオスアニメ」の化学反応
こうした迷作たちが「伝説」として昇華された背景には、2006年にサービスを開始した「ニコニコ動画」の存在が大きく関係しています。特に『人造昆虫カブトボーグV×V』は、いきなり最終回のような超展開を見せる狂気的なストーリー展開がユーザーの心を掴み、「人類には早すぎたアニメ」と称されるほどカオスな地位を確立しました。ほかにも、魔法少女が関節技を極める『大魔法峠』など、令和の今ではなかなか見られないエッジの効いた作品が溢れていました。当時の「迷作」を今の視点で見返してみると、意外な発見があるかもしれません。