金箔×写真の幻想世界!織作峰子「光韻」と入江泰吉の文楽写真展が奈良で開催中
伝統の金箔に息づく奈良の風景。「光韻|まほらま」で新感覚のアート体験
今、奈良市の「入江泰吉記念奈良市写真美術館」で開催されている「光韻(こういん)|まほらま」が、SNS世代を中心に注目を集めています。写真家・織作峰子さんが手がけるのは、撮影した風景写真を金箔やプラチナ箔の上にプリントするという、唯一無二の表現技法。金色の輝きの中に、奈良の美しい風景や花々が幻想的に浮かび上がります。特に、長谷寺のコイや吉野山の桜を写した作品は、まるで水墨画のような奥行きと、金箔ならではのラグジュアリーな深みを醸し出しており、撮影したくなるような美しさです。
戦前の「大大阪」を記録した文楽の姿。時を超えて響く入江泰吉の眼差し
同館では現在、入江泰吉が戦前に撮影した「入江泰吉の昭和大阪時代の文楽」も同時開催されています。こちらでは、当時の文楽座の熱気や、陰影を強調した人形たちの表情、そして舞台裏で働く人々の姿を収めた貴重な78点が展示されています。中には、戦時中の世相を色濃く反映した「肉弾三勇士」という作品も。戦災で多くの人形が失われ、入江自身も被災した中で奇跡的に残ったこれらのフィルムは、歴史を伝える貴重なアーカイブです。最新の金箔アートと、歴史を刻む昭和の文楽写真。新旧の魅力が交差するこの展示は、7月5日まで開催中です。ぜひ週末に足を運んでみてはいかがでしょうか。
展覧会の詳細は、