アマプラがNBAや那須川天心に注力する理由とは?若年層へのリーチを狙う戦略を解説
近年、テレビ放送だけでなく、アマゾンプライムビデオなどのネット配信でスポーツを楽しむのが当たり前になってきました。そんな中、アマプラが特に力を入れているのがNBAの配信や、格闘家・那須川天心選手の試合です。なぜアマプラはこれらのスポーツに注力するのか、ジャパンコンテンツ事業本部の石橋陽輔本部長へのインタビューをもとに、その戦略を深掘りします。
NBA視聴者数が好調!若年層がスポーツ配信を牽引する理由
アマプラが今シーズンから開始したNBA中継は、予想を上回る大きな反響を呼んでいます。注目すべきは、視聴者層が10代~20代の若年層に強いという点です。石橋本部長によると、日本人選手が出場していない試合でも、NBA全体への関心が高まっているといいます。映画やアニメといった従来のコンテンツ層とは異なる「スポーツファン」を新規獲得できることは、アマプラにとって非常に大きな戦略的価値があるのです。
那須川天心選手のスター性がボクシング界を盛り上げる
また、アマプラが長期契約を結んだ那須川天心選手の試合も、若年層の取り込みに大きく貢献しています。ボクシングに馴染みのないライト層をも惹きつける那須川選手のスター性は唯一無二。会場を見れば子どもや若いファンが多いことからも、その影響力は明白です。ボクシングを「プライム会員だから観てみよう」という新しい視聴体験に変えたことは、スポーツ界全体にとってもプラスに働いているようです。
独占配信への議論。アマプラが見据える「最高の届け方」とは
最近では、WBCなどの主要スポーツにおける「配信の独占」が議論になることもあります。これに対し石橋本部長は、独占か非独占かに固執するのではなく、「そのスポーツとお客さんにとってベストな届け方」を柔軟に判断していると語りました。過去にTBSやテレビ朝日の地上波と連携しつつ、デジタル配信で過去最高の視聴数を記録した事例などがその証拠です。「何社かで流した方がお祭りとして皆が楽しめる」という視点も持ち合わせながら、今後もスポーツの魅力を最大限に引き出す配信方法を模索していく姿勢です。
今後もアマゾンプライムビデオがどのようなスポーツコンテンツで私たちを楽しませてくれるのか、スポーツ配信の進化から目が離せません。