ハミルトンとアロンソが語る「今のF1は楽しくない」──ベテランたちが不満を抱える理由とは?
過去最高のマシンは2020年?ハミルトンが感じている「グリップ不足」の違和感
F1のレジェンドであるルイス・ハミルトン(フェラーリ)が、現在のF1マシンに対する本音を明かしました。モナコGPの予選で3番手につけたハミルトンですが、インタビューでは「ここを走ってきたマシンの中で、最も好きではない部類」と厳しい評価を下しています。彼が指摘するのは、過去のマシンと比較した際の「圧倒的なグリップ不足」です。2007年や2008年当時のような軽快な走りとメカニカルグリップの高さこそがF1の醍醐味だったと語り、ファンにとってもドライバーにとっても「2020年頃が最も楽しかった時期」であると振り返りました。近年のレギュレーション変更により、マシンが大きく重くなったことで、ドライバーたちが感じている「操る楽しさ」が薄れているのかもしれません。
「誰も満足していない」アロンソが突きつけるF1の未来への厳しい現実
一方、モナコGPで苦戦を強いられたフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、より踏み込んだ発言をしています。アロンソは、F1界で常に次期レギュレーションやエンジンの変更が議論され続けていることこそが、「今のパッケージに誰も満足していないという証拠だ」と指摘しました。「2030年まではこのパッケージでいくしかない」と半ば諦めにも似た言葉を残したアロンソ。トップドライバーたちが声を大にして現行マシンの改善を訴える背景には、純粋に「もっとエキサイティングなマシンで戦いたい」という、レースに対する強い情熱があるようです。今後、F1がどのように進化していくのか、そしてドライバーたちの不満を解消するような未来が訪れるのか、世界中のファンがその動向に注目しています。