【衝撃】愛媛の高級かんきつ「紅プリンセス」が中国で販売?新品種流出の疑いが浮上
愛媛県が20年の歳月をかけて開発した、まさに「満を持して」デビューした高級かんきつ「紅プリンセス(愛媛果試第48号)」。昨年春に本格販売が始まったばかりのこの高級フルーツが、なんと中国の通販サイトで販売されていることが分かり、波紋を呼んでいます。シャインマスカットの流出問題が記憶に新しいなか、再び日本の農業ブランドが危機にさらされている可能性があります。
中国通販サイトで「紅プリンセス」?現地での調査で見えた驚きの実態
今回、毎日新聞の記者が中国の大手通販サイト「淘宝(タオバオ)」で発見したのは、「愛媛48号・紅プリンセス」という名前で売られている果物です。実際に購入し、販売元にチャットで問い合わせてみたところ、相手は「愛媛48号で間違いない。数年前に出た新しい品種だ」と回答。さらに、その苗木は中国の四川省で育てられているという衝撃の事実も明かされました。中国では、以前から「愛媛28号」や「愛媛38号」などの名称で、愛媛県育成の品種がヒット商品となっており、今回もその流れを汲んでいる可能性が高いとみられています。
「流出阻止」と「権利保護」―日本の農業ブランドを守れるか
シャインマスカットの教訓を受け、日本政府や各自治体は種苗法の改正など、流出防止のための対策を強化してきました。しかし、今回の「紅プリンセス」のケースは、その対策がどの程度有効なのかを問う、まさに試金石となる事件です。現在、「紅プリンセス」は中国でも品種登録の申請中ですが、まだ完了していないという「法的な隙」も抱えています。私たちが大切に育ててきた日本の美味しい果物のブランドをどう守っていくのか。今後、国や自治体がどのような対応を見せるのか、目が離せません。