ABCアニメが「80億円」の大型投資へ!赤字転落も強気の成長戦略を掲げるワケ
売上増も営業赤字…それでもアニメに賭ける朝日放送の狙い
朝日放送グループホールディングスが発表した2026年3月期の決算によると、アニメ事業を担う「ABCアニメーション」と、制作子会社の「SILVERLINK.」がそれぞれ営業赤字を計上したことが明らかになりました。売上高自体は両社ともに前期比で大きく伸びており、事業規模は拡大しているものの、収益面では苦戦が続いています。特にSILVERLINK.に関しては3期連続での赤字となっており、アニメ業界における制作環境の厳しさや、先行投資の重さが浮き彫りとなっています。
3年間で80億円を投入!「二十世紀電氣目録」など注目作への期待
苦しい決算状況にもかかわらず、朝日放送は今後3年間でアニメ領域に対して「80億円」という巨額の投資を行うことを決断しました。これはグループ全体の成長投資の実に4割にあたる規模であり、アニメ事業をグループの中核へと押し上げる強い意志が感じられます。これまでの放送実績をベースに、京都アニメーション制作で大きな話題を呼んでいる
放送枠の見直しと海外展開で勝負に出る
今回の投資計画では、単に作品数を増やすだけでなく、自社幹事作品を3年間で15作品以上獲得することを目標に掲げています。また、これまでとは異なる「戦略的な放送枠の見直し」にも着手する予定です。国内市場のみならず、海外展開の深化も視野に入れており、良質なアニメ制作基盤を活かして、いかにファンを拡大し利益に結びつけられるかが今後の注目ポイントです。厳しい経営状況から一転、大規模な投資でV字回復を狙う朝日放送の挑戦に、アニメファンからも熱い視線が注がれています。