「中村くんと同じくらい感情を揺さぶられてほしい」アニメ『ガンバレ!中村くん!!』梅木葵監督が語る制作秘話
原作ファンだからこそ描けた“リアルな距離感”と熱いこだわり
2026年4月から放送中のTVアニメ『ガンバレ!中村くん!!』は、春泥氏による人気コミックを原作とした王道BLコメディです。クラスメイトの広瀬愛貴に片想いする中村男久斗の、妄想全開で暴走気味な日常が80〜90年代風のタッチで描かれ、多くの視聴者を夢中にさせています。今回、本作で監督・脚本・キャラクターデザインの三役を務める梅木葵氏にインタビューを敢行。原作ファンでもある梅木監督が、アニメ化にあたって重視したこだわりや、キャラクターへの熱い想いを語ってくれました。
「なんでも屋」として向き合ったアニメ化への道筋
実は本作のアニメ化は、発表の2年前である2022年にはすでに進行していました。当初はキャラクターデザインとして参加していた梅木監督ですが、原作への深い愛と脚本への提案が重なり、気づけば監督・脚本・キャラデザを兼任する体制に。「足りないところを埋める“なんでも屋さん”のような感覚でした」と語る梅木監督は、自身のこだわりを存分に反映させ、中村くんの動き一つひとつに魂を込めています。特に中村くんの心の機微が大きく動く第12話は、音響監督と相談し、あえて音楽の楽器数を減らすなどして視聴者が中村くんと同じように感情移入できる演出を徹底したそうです。
広瀬愛貴という少年の「かわいさ」と「カッコよさ」の両立
キャスティングについても、梅木監督のこだわりは明確でした。中村くん役の小林千晃さんの「ぎこちなさ」や、広瀬くん役の榊原優希さんの初々しい演技を見て「実在している」と確信したといいます。また、原作者の春泥先生とも「広瀬くんを単にかわいい存在としてだけでなく、一人の男の子としてカッコいい一面も両立させること」を徹底して共有したそう。梅木監督が原作よりも生き生きと描いたという青木山麗子など、脇を固めるキャラクターたちの魅力も加わり、本作は「プラトニックでありながら人との距離感を現実的に描いた」唯一無二の作品に仕上がりました。今後の展開からも目が離せません。
アニメ『ガンバレ!中村くん!!』の最新情報や詳細は、公式サイト