【日本サッカーの原点】プロレス・野球に押されていた「マイナー競技」が国民を熱狂させた日
1953年、テレビ放送の始まりと街頭テレビの熱狂
今や国民的スポーツとして不動の地位を築いている日本サッカー。しかし、その歴史を振り返ると、かつては野球やプロレスの陰に隠れた「マイナーな競技」だった時代がありました。日本でテレビ放送が開始されたのは、戦後から8年が経った1953年のことです。当時はまだテレビ受像機が非常に高価で、普及台数は全国でわずか2600台程度。そこで日本テレビなどが仕掛けたのが、駅前などに設置された「街頭テレビ」でした。わずか14インチの小さな画面に、当時の人々は群がり、日本のスポーツ中継はここから大きな一歩を踏み出したのです。
「奇跡の37分間」がサッカーを変えた!東京五輪の衝撃
テレビ放送初期のコンテンツといえば、六大学野球や大相撲が中心でした。そんな中、サッカーが世間の注目を集める転機となったのが、1964年の東京オリンピックです。当時、マイナー扱いだった日本代表が、強豪アルゼンチンを相手に見せた「奇跡の37分間」。この劇的な勝利は、日本中に大きな感動と衝撃を与えました。現在のサッカー熱の原点は、間違いなくこの瞬間にあったと言っても過言ではありません。サッカージャーナリスト・大住良之氏が綴る連載「日本サッカーとテレビ放映権」では、この知られざる歴史を深掘りしています。気になる全4回の連載詳細は、