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台北の都市空間を切り裂く衝撃―エドワード・ヤン監督『恐怖分子』が時を超えて蘇る

投稿日:2026年09月05日

鋭利な映像美と不穏な都市の孤独、伝説の傑作が再びスクリーンへ

1986年の公開以来、「台湾ニューシネマの到達点」として世界中の映画ファンから愛され続けてきたエドワード・ヤン監督の長編第3作『恐怖分子』。都市の荒涼とした風景と、そこに生きる人々の孤独や不毛な愛を、まるで外科手術のように鋭利なカットで描き出したこの傑作が、再び全国の劇場で上映されることが決定しました。2025年8月21日(金)より、デジタルリマスター版として現代の観客に新たな衝撃を与えます。

ゴダールとアントニオーニが交差する、唯一無二の“エドワード・ヤン・ユニバース”

本作の魅力は、何といっても触れると血が噴き出しそうなほどシャープな編集リズムと、台北の街を切り裂くような圧倒的な映像体験にあります。戒厳令末期の台北という場所を舞台に、まるでジャン=リュック・ゴダールのような音と映像の衝突、そしてミケランジェロ・アントニオーニを彷彿とさせる都市空間の孤独が濃密に描かれています。単なるノワール映画の枠を超え、美学的に極めて突出した本作は、エドワード・ヤン監督の全作品の中でも特に異彩を放つ一本といえるでしょう。

何気ない一枚の写真から崩れ落ちる日常―物語の始まり

映画の幕開けは、夜明けの台北を響き渡るパトカーのサイレンから始まります。カメラが趣味の青年シャオチャンは、窓の外で起きた突発的な銃撃事件を目撃し、無我夢中でシャッターを切ります。そのレンズ越しに捉えたのは、現場から逃走する一人の不良少女の姿でした。このたった一枚の写真が、無関係だったはずの人々の運命をゆっくりと、しかし確実に崩壊へと導いていきます。「恐怖分子」とは一体誰なのか、そして台北の街で何が起きているのか。その結末を、ぜひ劇場で目撃してください。

詳細はJAIHO公式サイトもあわせてチェックしてみてください。この夏、映画史に残る衝撃を体験しに劇場へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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