【チェルシー敗戦の深層】740億円補強も浮き彫りになった課題とは?ルーニーが指摘した「中盤の不安」
止まらない補強と深まらない連係、アーセナル戦で見えたチェルシーの課題
今夏、約740億円という巨額の資金を投じて大型補強を敢行したチェルシー。しかし、プレミアリーグ第3節のアーセナル戦では1-2で敗れ、シャビ・アロンソ監督就任後初となる黒星を喫しました。試合を通じてチェルシーの攻撃には迫力こそあったものの、前線の連係にはまだ伸びしろを感じさせる内容でした。元イングランド代表のウェイン・ルーニーも、敗戦後の番組で「勝利への信念が不足している」と厳しく指摘。前線にタレントが揃っているからこそ、個々の力に頼るだけでなく、チームとしてどう崩すかという共通理解が今後の浮上の鍵を握りそうです。
「本職サイドバックが中盤に」…ルーニーも懸念する深刻な中盤の駒不足
今回の試合で何より気になったのは、攻撃陣ではなくチームの背後、つまり中盤の構成です。主力であるモイセス・カイセドが負傷で離脱する中、アーセナル戦の終盤には、本来は右サイドバックであるリース・ジェームズとマロ・ギュストの2人が中央で並ぶという緊急事態が発生しました。この「中盤の急造感」は、上位争いを勝ち抜くためには無視できないリスクです。一方で、途中出場で衝撃的なインパクトを残した期待の若手エステバンの積極性はチームに希望を与えました。果たしてシャビ・アロンソ監督は、この中盤の台所事情をどう解決し、エステバンをどう組み込んでいくのか。今後の戦術的な修正に注目が集まります。