「おまえなんか産まなきゃよかった」過酷な虐待を生き抜いた風間暁さんが、自身の過去と向き合った理由とは
787枚のカルテが物語る、壮絶な過去との対峙
「おまえなんか産まなきゃよかった」。幼少期に母から浴びせられた言葉、そして父による放置。風間暁さん(34)が過ごしてきたのは、あまりに過酷な日々でした。虐待、薬物・アルコール依存、自傷行為、自殺企図——。生きることそのものが困難な時間をくぐり抜けてきた風間さんは現在、依存症支援の現場に立ち、こども家庭庁の専門委員なども務めています。
「自分のプロ」になるための2年間
風間さんは、自身の半生を綴った著書
世代を超えて連鎖する「生きづらさ」の正体
虐待の背景を知るために、母方の祖母を訪ねた風間さん。見えてきたのは、忙しすぎる親のもとで「子ども」でいられないまま育った母の姿でした。自身の輪郭をはっきりさせたいと願った風間さんの活動は、個人の物語を超えて、社会が抱える「生きづらさ」や「依存症」という深いテーマに光を当てています。過去の記憶に苦しむすべての人へ、風間さんの言葉は強く深いメッセージを届けています。