エンジン3基目、走行33万km!26年間愛し抜く「三菱エクリプスGSR-4」の奇跡の維持術
消えたサイドデカールをデジカメ写真から復刻!愛車と歩んだ26年の物語
今から約30年前に北米で誕生した三菱・初代エクリプス(D27A)。リトラクタブルヘッドライトに左ハンドル、そしてフルタイム4WDという、現代では希少なパッケージングを持つこの名車を、26年間も乗り続けているオーナーがいます。走行距離はついに33万kmを突破。エンジンはすでに3基目に突入するという驚きのカーライフを送る新井義正さんに、パーツ供給が途絶えた旧車をいかに維持しているのか、その熱い情熱を取材しました。
修学旅行で一目惚れした「あの1台」を追い求めて
新井さんがエクリプスに魅せられたきっかけは、1997年の高校の修学旅行。ロサンゼルスからグランドキャニオンへ向かうハイウェイで、次々と走り抜けるスタイリッシュなクーペの姿がありました。後ろ姿に光るMITSUBISHIのロゴ。帰国後に必死で調べましたが、すでに北米では新型に切り替わっており、当時の「あのクルマ」の正体はなかなか掴めませんでした。しかし数年後、地元の中古車販売店で運命的な再会を果たし、2000年に1990年式の白のエクリプスを購入。以来、四半世紀にわたって相棒として共に歩んできました。
絶版パーツも工夫で乗り越える。パジェロミニの流用術とは
メーカーからの補修部品供給がストップして久しい現在、新井さんは創意工夫でこの名車を維持しています。外装のサイドデカールが劣化で消えてしまった際は、当時のデジカメ写真からデータを復元して自作。さらに、走行距離33万kmを支えるパーツの一部には、なんとパジェロミニ用のパーツを流用するなど、独自のメンテナンス術を確立しています。「この組み合わせは他に代わりがない」と語る新井さんの言葉には、モデルイヤーが経過しても色褪せない、D27A型への深い愛情が詰まっていました。
失われない「リトラ」の魅力。世代を超えて愛される三菱の名車
三菱がクライスラーと共同設立した「ダイヤモンド・スター・モーターズ」で生まれた初代エクリプスは、まさに日米合作のスペシャルティクーペ。日本仕様のGSR-4は200psを発揮する2Lターボエンジンを搭載し、当時の走り屋たちを熱狂させました。電動フロントシートベルトなどのバブル期らしいギミックも、今となっては新鮮な魅力です。新井さんのように一つのクルマを愛し抜き、技術と情熱で未来へ繋ぐ姿勢は、現代の車好きにとっても大きなインスピレーションとなるはずです。詳しい画像や詳細なスペックは、