殺人鬼映画なのに泣ける?二村ヒトシが語る『ヘンリー』の正体は「切なすぎる三角関係」だった
殺人鬼の日常に潜む「愛されたい」という普遍的な欲求
映画監督の二村ヒトシさんが、伝説の殺人鬼ヘンリー・リー・ルーカスを描いた映画『ヘンリー』を独自の視点で読み解きました。一般的には「おぞましい犯罪映画」として知られる本作ですが、二村さんは驚くべき考察を披露しています。人間には食欲や睡眠欲だけでなく、「愛されたい欲」という根源的な欲求があるとし、本作に登場するキャラクターたちが抱える孤独やねじれた感情にスポットを当てました。人を殺すことでしか他人と関われない殺人鬼と、その周囲に集う者たちの関係性は、決して他人事ではないかもしれません。
ただのホラーじゃない!衝撃の「三角関係」の結末
なぜこの映画が「三角関係の恋愛映画」なのでしょうか。二村さんは、ヘンリーを慕うオーティスや、その妹ベッキーが抱く感情こそが、まさに「恋」であると指摘しています。自分がなれない自分を体現してくれる存在への憧れや、今の世界から連れ出してくれる存在への期待。しかし、その想いはヘンリーの特異なコミュニケーション方法の前で空回りし続けます。二村さんは、「殺人鬼の映画なのに恐怖よりもさみしさを感じた」と語ります。映画の結末を見届けたとき、あなたもきっと、胸を締め付けられるような切なさを味わうはずです。
映画ファン必見!日常と狂気が交差する名作を深掘り
『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクターのモデルにもなったと言われるヘンリー。本作は、そんな彼が繰り広げる「殺害」をコミュニケーションの一種として捉えることで、全く新しい視点を提供してくれます。殺人鬼の日常に隠された悲哀や、登場人物たちの心のすれ違いを読み解く二村さんの考察は、映画を観る前の予習としても、観た後の答え合わせとしても最適です。興味を持った方は、ぜひこちらの映画データベース(