FKJが語る「境界のないサウンド」と新作『Tyber』に込めた魂の変容
世界を舞台に活躍するマルチ奏者FKJが、待望の最新アルバム『Tyber』をリリースしました。前作『VINCENT』がコロナ禍のフィリピンで産声を上げたのに対し、今回は長年にわたるツアー生活の中で巡り会った人々や土地の空気感、そして自身の内面的な深い変容が色濃く反映された作品となっています。
33歳の転換期。タイトル「Tyber」に宿る「高次の自己」とは
今作のタイトルである「Tyber(タイバー)」について、FKJは「ある種の高次な自分自身の姿」と語ります。33歳という年齢で経験した困難や、ガボンの伝統的な植物との出会いを通じて辿り着いた「深い静けさ」。その境地こそが本作のコンセプトであり、人生の大きな章を締めくくり、新たな一歩を踏み出すための精神的な浄化がここには刻まれています。「ツアーそのものではなく、家を離れることで揺らいだ私生活の関係性」と正直に向き合った彼は、その葛藤の先ですべてを美しい形で収めるための答えを見つけ出しました。
計画ではなく「自然な出会い」から生まれた極上のコラボレーション
今作には、ラビリンスやBas、エリン・アレン・ケインなど、ジャンルを超えた豪華アーティストが名を連ねています。しかし、これらは入念なマーケティングの結果ではなく、自然な人間関係の延長線上で生まれたものです。ロサンゼルスのジャムセッションでベイビー・ローズと意気投合し、オンラインでの交流からラビリンスとスタジオでセッションを重ねるなど、FKJにとって「絆」が音楽の核になっています。世界各地で作られた楽曲には、それぞれの土地のバイブスと、彼が大切に紡いだ友人たちとの物語がそのまま封じ込められているのです。
12月10日、東京国際フォーラムで「Tyber」の世界が解禁される
アルバム制作の背景には、特定の場所を決め込まず「旅の途中で音楽を見つける」という、まさに境界のないFKJらしい自由な姿勢がありました。この独特の音世界が、ライブでどのように昇華されるのか。12月10日に開催される東京国際フォーラムホールAでの来日公演は、今の彼が到達した「理想の状態」を体感できる貴重な機会となるでしょう。チケットの詳細や最新情報は、公式の公演ページ