地震でモニターが倒れる前に!能登半島地震で証明された「最強の転倒対策」とは?
相次ぐ地震に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。特に、デスク周りのPCモニターが地震で倒れて破損してしまった、という被害は決して少なくありません。実は、近年の大規模地震では家具の転倒によるケガが30〜50%を占めるとも言われており、PCユーザーにとってモニターの固定は喫緊の課題です。そこで、ゲーミングモニター「GigaCrysta」を手がけるアイオーデータのベテラン設計者に、プロが教える確実な「転倒対策」を取材しました。
プロが推奨!モニター転倒を免れた「あるアイテム」とは?
アイオーデータのモニター設計を15年以上担当する主任技師・山下俊郎さんによると、能登半島地震の際にオフィスで被害を免れたモニターの多くが、「モニターアーム」を使用していたといいます。特におすすめなのがクランプ式のアームです。アームが可動することで地震の揺れを適度に受け流し、免震に近い効果を発揮するため、そのまま業務を継続できるほど被害が抑えられたのだそうです。もちろん、基本の設置場所は「固く平らな場所」を選ぶことが鉄則です。
モニター上のラックは要注意!重心を安定させるのが重要
モニターの上に固定するラックにフィギュアや小物を飾っている方も多いはず。しかし、山下さんによれば、これは重心が高くなってしまい、揺れに弱くなるため要注意です。大きな地震では小物が飛んできて危険なケースもあります。もし「推し」のグッズを飾りたいなら、モニター上部にペーパースリットを備えた最新モデルなどを活用し、物理的に不安定なラックの使用は控えるのが賢明です。
もし倒れてしまったら?やってはいけないNG行動
地震でモニターが転倒してしまった際、つい電源を入れて映るか確認したくなりますが、これは絶対にNGです。内部でパネル破損やショートが起きている場合、通電することで発火や故障が悪化する恐れがあります。また、見た目が大丈夫でもACコードが潰れていないか、ケーブルが抜けかかっていないかを確認することも大切です。もしもの時のために、メーカーが提供する
メーカーの安全基準にも注目。「倒れない設計」のこだわり
アイオーデータでは、法律で定められた安全基準(PSEマーク)の対象外となる軽量なモデルであっても、「向きに関わらず10度傾けても倒れない」という厳しい独自基準を設けています。高さ調整ができるスタンドや、画面を縦に回転させた状態でもこの基準をクリアしているとのこと。さらに大型モニターでは転倒防止バンドの装着を推奨するなど、メーカー側の対策も年々進化しています。いつ起こるかわからない地震に備え、まずは今ある環境を見直し、モニターアームの導入や設置環境の再確認から始めてみませんか。