「南海トラフだけじゃない」日本最長の活断層帯が1000年以上沈黙…M8クラスの恐怖とは
日本最長「中央構造線断層帯」の潜むリスク
地震大国日本において、常に警戒が必要な「南海トラフ巨大地震」。しかし、専門家が「南海トラフだけではない」と強く警鐘を鳴らす、もう一つの巨大な脅威が存在することを知っていますか?それが、日本最長の活断層帯である「中央構造線断層帯(ちゅうおうこうぞうせんだんそうたい)」です。全長400キロメートル以上に及ぶこの巨大な断層は、和歌山から徳島・愛媛を通り、海を越えて大分までつながっています。
1000年以上動いていない「静かなる爆弾」
高知大学防災推進センターの岡村眞客員教授によると、この断層帯は平均して1500年に1回程度の頻度で大きく動くとされています。徳島から京都にかけてのエリアでは約400年前に地震が発生しましたが、四国の北西部では1000年以上も大きな動きが確認されていません。「相当長い間動いていないからこそ、力を蓄えており非常に危険だ」と専門家は指摘します。政府の評価でも、30年以内の発生確率が「3%以上」とされ、日本の主要な活断層の中でも特に警戒が必要なSランクに分類されています。
もしM8クラスの地震が起きたら…高知への影響
もし中央構造線断層帯が動いた場合、その規模はM8.0を超える可能性があると言われています。断層から近い高知県の山間部などでは、震度6強以上の激しい揺れが想定されます。特に注意が必要なのが、雨の多い時期の山崩れです。地震による揺れだけでなく、広範囲での土砂災害リスクが非常に高まるため、事前の備えが不可欠です。
熊本地震から私たちが学ぶべきこと
2016年に発生した熊本地震を引き起こした「日奈久断層帯」は、この中央構造線の延長線上にあると考える学者も多くいます。今回の地震が四国の断層に直接的な影響を与える可能性は低いとの見方もありますが、岡村教授はこう訴えます。「高知を襲う地震は南海トラフだけではない。北側にも日本最大の活断層による地震が発生する恐れがある。熊本地震をきっかけに、この現実を知ってほしい」。地震はいつどこで起きてもおかしくありません。ハザードマップの確認や備蓄の再点検など、今できる防災対策を今日から始めてみましょう。
詳しい防災情報については、