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忘れちゃいけない「赤い日」長田真作さんの絵本が描く、じいちゃんが見た呉空襲の真実

投稿日:2025年11月30日

心揺さぶる96ページ!戦争の記憶を次世代へ

戦後80年となるこの夏、私たちに大切な問いかけをする一冊の絵本が誕生しました。
広島県呉市出身の絵本作家、長田真作さん(35)が、自身の祖父から聞いた壮絶な呉空襲の体験を基に描いた絵本「赤い日じいちゃんの見た戦争」(汐文社刊)です。
なんと96ページにも及ぶこの長編作品には、人が亡くなる凄惨な場面もごまかすことなく描かれ、「戦争を直視する体験をしてほしい」という、作者の強い願いが込められています。

祖父が語った呉空襲の真実とは?

長田さんの祖父、幸之助さんは、島根県出身の小学校教員でした。
しかし、戦時中は海軍の拠点・呉軍港があった呉市の軍需工場へ動員され、1945年7月1日~2日にかけて市街地を襲った大空襲を直接体験したのです。
海軍の一大拠点であった呉市は、当時、アメリカ軍の度重なる激しい襲撃を受けていました。

この衝撃的な体験を幸之助さんが長田さんに語ったのは、彼が小学生の時の平和学習がきっかけでした。
長田さんは当時を振り返り、「聞いた時はショックだった」と語っています。
呉市の記録によると、この市街地空襲だけで1800人以上の民間人が犠牲になったとされています。長田さんは、「あまたの個人にふりそそいだ悪夢として描きたかった」と話し、一人ひとりの命が奪われた戦争の悲劇を、読者の心に深く刻みつけます。

世代を超えて伝えたい、平和へのメッセージ

長田さんは絵本の完成後、「受けた衝撃を作品を通じて伝え、継承の一助になれば」と、未来へ向けて平和へのメッセージを送り続けています。
戦争を知らない世代が増えていく中で、このようなリアルな体験談に基づく作品は、当時の悲劇と向き合い、平和の尊さを改めて考えるきっかけを与えてくれるでしょう。

この大切な一冊、絵本「赤い日じいちゃんの見た戦争」は汐文社より2750円(税込)で発売中です。
ぜひ手にとって、長田さんの祖父が見た「赤い日」の記憶に触れてみてください。

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