【大河べらぼう】新解釈「写楽アベンジャーズ説」が“十分あり得る”3つの理由を徹底解説！

いよいよクライマックス！大河ドラマ『べらぼう』に”写楽”が降臨！

横浜流星さん主演で放送中の大河ドラマ『べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～』（NHK総合）が、いよいよクライマックスに突入し、大きな話題となっています。
特に、11月23日に放送された第45回「その名は写楽」では、あの謎多き浮世絵師「東洲斎写楽」がついに登場！
翌24日には、12月14日放送の最終回が15分拡大となることを告げるPR動画も公開され、その内容が視聴者の間で「もしかして、写楽の正体は複数人!?」という「写楽アベンジャーズ説」として盛り上がりを見せています。
今回は、公式のあらすじとPR動画から見えてくる、この「写楽アベンジャーズ説」が“十分あり得る”3つの理由を徹底解説します！

ドラマ「べらぼう」が描く”東洲斎写楽”の誕生秘話

第45回「その名は写楽」では、主人公・蔦重（横浜流星さん）が、時の権力者・定信（井上祐貴さん）らの命を受け、仇討ちの準備を進める中で「役者の素の顔を写した役者絵」を出すことを思いつきます。
南畝（桐谷健太さん）や喜三二（尾美としのりさん）らとともに準備を進める中、歌麿（染谷将太さん）は自身の絵に対して何も言わない本屋に苛立ちを感じていました。
そんな中、PR動画では、蔦重が「これより幕を開けますは、写楽！」と高らかに宣言するシーンから始まります。
集まった絵師や戯作者、狂言師たちが一斉に「写楽!!」と声をそろえ、歌麿が描きあげたばかりの役者絵を覗き込む姿が描かれています。
そして、画面には＜蔦重×写楽＞という文字が浮かび上がり、「謎の絵師写楽がついに」というナレーションが、これから始まる写楽旋風への期待感を煽ります。

「写楽アベンジャーズ説」が“十分あり得る”3つの理由！

このPR動画の内容から、なぜ「写楽アベンジャーズ説」が有力視されるのでしょうか？その理由を3つに分けて見ていきましょう。

【理由その１】蔦重と絵師・戯作者たちの「写楽!!」の掛け声
動画冒頭、蔦重が「写楽！」と告げると、集まった面々が「写楽!!」と声をそろえるシーンは非常に印象的です。
これは、写楽が特定の誰か一人の絵師ではなく、蔦重を中心としたクリエイター集団、つまり“チーム”として活動することを強く示唆しているように見えます。
彼らがそれぞれの才能を持ち寄り、一つの作品を生み出す「アベンジャーズ」のような役割分担があったとしても不思議ではありません。

【理由その２】太田南畝の「源内先生じゃないかと思わせる画号がいるな」発言
太田南畝（桐谷健太さん）が「源内先生じゃないかと思わせる画号がいるな」と発言するシーンも注目です。
これは、故人である源内を想起させるような、複数の異なる画風や知識が写楽の絵に融合している可能性を示唆しています。
もし一人の絵師であれば、過去の巨匠を彷彿とさせる多様な表現力を持つことは稀であり、ここでも複数の人物の技術やアイデアが結集している、と解釈できます。

【理由その３】複数の人物から発せられる「しゃらくさい」
PR動画では、戯作者・朋誠堂喜三二＜平沢常富＞（尾美としのりさん）が「しゃらくさい？」と問いかけ、北尾政演＜山東京伝＞（毎熊克哉さん）が「しゃらくさい」、そして蔦重自身も「しゃらくさい」と告げるシーンがあります。
「写楽」という画号が、「しゃらくさい（生意気だ、気取っている）」という言葉遊びから生まれた可能性が高いとされていますが、その言葉が複数の人物から発せられるということは、画号の決定もまた、単独ではなく集団での発案や合意のもとに行われたことを示唆しているのではないでしょうか。
皆で冗談めかしながら、この謎めいた画号を作り上げた……そんな想像も膨らみます。

いよいよ最終回へ！写楽ブームが巻き起こすクライマックスに注目！

これらの理由から、『べらぼう』が描く東洲斎写楽は、歌麿という一人の天才絵師だけでなく、蔦重を始めとする様々な才能が結集した「写楽アベンジャーズ」という新解釈で描かれる可能性が十分にあると言えるでしょう。
謎に包まれた写楽の正体、そして彼らが巻き起こす浮世絵界のムーブメントが、物語の最終章でどのように描かれるのか、大河ドラマ『べらぼう』の最終回から目が離せません！