『ちはやふる-めぐり-』榊原Pが語る“邪道”ドラマの真髄!あの「ピンク髪」誕生秘話も!?【インタビュー前編】
ついにクライマックス!ドラマ『ちはやふる-めぐり-』がSNSで大反響のワケ
日本テレビ系で放送中の連続ドラマ『ちはやふる-めぐり-』が、最終回に向けていよいよクライマックスを迎えます。末次由紀さんの人気コミックを原作とした映画『ちはやふる』シリーズの10年後の世界を描く本作は、
主演の當真あみさんをはじめ、若手俳優たちの熱演が光り、各メディアの夏ドラマランキングで軒並み上位にランクイン!SNSでも大きな反響を呼んでいます。
今回は、プロデューサーの榊原真由子さんに、視聴者から特に反響を呼んだシーンの裏側や、最終回に向けた見どころをたっぷり伺いました。見逃し厳禁のインタビュー【前編】です!
「圧倒的主人公じゃない」からこそ共感!“邪道”な主人公めぐるの魅力とは?
榊原Pは、視聴者からの好意的な反応に喜びを隠せない様子。
特に印象的だった感想として「圧倒的主人公ではなく、自分を脇役だと思っているめぐるを主人公に据えたので、そういう意味ではわりと邪道なドラマだったと思うんですが、そこを評価してくださる方が多かったように思います」と語ります。
「自分を主人公だと思って生きている人って少ないと思うんです。どうしても自分より何かが優れている人が目について、落ち込むことが多いじゃないですか。そういう方にこの物語を届けたいと思っていたので、めぐるに共感してくださる方が多いのはすごく嬉しいことだなと思います」と、めぐるの“等身大の悩み”が多くの視聴者の心に刺さった理由を明かしてくれました。
個性派ぞろい!“青春敗者”梅園かるた部メンバーのキャラ設定秘話
めぐるだけでなく、梅園かるた部のメンバーも個性的で魅力的ですよね!
キャラクター作りで意識したことについて、榊原Pは「梅園かるた部の子たちはキラキラとした青春を送れていない、いわゆる“青春敗者”をテーマにキャラクター作りをしています」と語ります。
優秀な弟にコンプレックスを感じていたり、男女の差で野球を諦めざるを得なかったりと、それぞれが葛藤や苦しみを抱える姿を描くことで、「それを仲間と共にかるたをすることで解消していく物語」にしたいという思いが込められているそうです。
クールな風希とギャップ萌え!?齋藤潤の“無邪気な素顔”が可愛すぎる!
梅園かるた部の中でも、齋藤潤さん演じる風希は特に視聴者からの人気が高いキャラクター。
榊原Pは齋藤さんについて、「撮影当時、高校2年生だったんですが、その若さにして素晴らしい演技の感覚を持っている方だなと思います」と絶賛。
実は、クールな風希とは真逆で、齋藤さん本人は「無邪気だし、とにかく素直で何でも信じちゃうんです」とのこと!
共演者たちに面白がって騙されてしまう様子は、「良い意味で小学生男子みたいな可愛らしさがあって、みんなから愛されていましたね」と笑顔で語ります。
しかし、撮影になると一変して完璧に風希になりきる齋藤さんの“ギャップ演技”には、「役を完璧に自分の中に入れて表現する才能がすごいなあと毎回感心させられていました」と、そのプロ意識に感銘を受けていたようです。
まさかの実話がヒント!原菜乃華演じる「凪」のピンク髪誕生秘話
原菜乃華さん演じる凪のトレードマークでもある「ピンク髪」。
この細かい設定には、意外な秘話がありました!
榊原Pは、「昨年、ショーランナーの小泉徳宏さんと取材で全国高等学校選手権大会を訪れた時にピンク髪の高校生がいたんです」と明かします。
その高校生はA級選手で強く、さらに「陽の気を放っていて、すごく目を引く」存在だったのだとか。
小泉さんと「凪はああいう子なんじゃないか」という話になり、ピンク髪を凪のキャラクター要素として取り入れたそうです!
当時はまだ続編の制作発表前だったため、その高校生本人は全く気づいていないはず、と語る榊原P。
「ただその会場でピンク髪の子は一人だったので、ドラマを観て『もしかして私…?』と思った方がいたら、間違いなくあなたです(笑)!」と、“リアルな出会い”から生まれた名キャラクター設定に、思わずニヤリとしてしまいますね。
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