犬より猫を選ぶ人が増えた理由とは?2.9兆円市場「ネコノミクス」の裏にある3つの社会変化
「猫派」ですか?それとも「犬派」?近年、ペットの勢力図が大きく変化し、犬に代わって猫の人気が急上昇しています。その経済効果はなんと約2.9兆円にも達し、海外メディアも注目する「ネコノミクス」という言葉が生まれています。今回は、なぜ日本人が犬から猫を選ぶようになったのか、その背景にある3つの社会変化を詳しく解説します。
猫の日から見えてくる猫ブーム
2月22日の「猫の日」は、猫好きにとっては特別な日。1987年に制定されてから40年近く経ちますが、実は「世界猫の日(8月8日)」という国際的な記念日も存在します。一方、「犬の日」は11月1日。ペットを愛する私たちにとって、これらの記念日はペットへの感謝の気持ちを伝える良い機会ですね。
驚きの市場規模!「ネコノミクス」とは?
猫が生み出す経済効果は、想像以上に巨大です。関西大学の宮本勝浩名誉教授の試算によると、その額はなんと約2.9兆円!コンビニ各社が猫の肉球をモチーフにしたスイーツを発売するなど、企業もこの巨大市場に注目しています。「ネコノミクス」は、日本独自の経済トレンドとして、今後ますます注目を集めるでしょう。
犬から猫へ!飼育頭数逆転の3つの背景
2000年時点では犬が約1,000万頭、猫が約750万頭でしたが、2014年に猫が犬を逆転。最新データでは、犬は約680万頭まで減少する一方、猫は約900万頭と差を広げています。この変化の背景には、以下の3つの社会的な変化がありました。
住環境の変化
都市部でマンション住まいが増え、鳴き声や飼育スペースの制約から、犬よりも猫の方が飼いやすい環境になっています。集合住宅でも比較的飼いやすい猫は、現代のライフスタイルにマッチしていると言えるでしょう。
共働き世帯の増加
毎日の散歩が必須な犬よりも、室内で過ごす猫の方が、多忙な共働き世帯のライフスタイルに合わせやすいという理由も挙げられます。仕事で忙しい日でも、猫は留守番ができるため、安心してペットを飼うことができます。
高齢化の進行
散歩が体力的な負担になる高齢世代にとって、猫の「つかず離れず」の距離感と飼育のしやすさが支持されています。猫は自立心が強く、過度な世話を必要としないため、高齢者にとっても飼いやすいペットと言えるでしょう。
政治の世界でも!猫の存在感
猫の存在感は、政治の世界でも光っています。先日、イギリスのスターマー首相が来日した際、自民党の高市早苗氏が、英国首相官邸で「首席ネズミ捕獲官」を務める猫のラリーにとペットフードを贈ったというエピソードも紹介されました。猫は、私たちの癒やしであるだけでなく、政治や経済とも関係するほど存在感を増しているのです。
「ネコノミクス」市場は、今後ますます拡大していくと予想されます。飼っている方もそうでない方も、ぜひこのトレンドに注目してみてはいかがでしょうか。