月額20ドルで“恋人”?アメリカで急増するAIロスと“人格消失”騒動の衝撃
映画『her/世界でひとつの彼女』の世界が、現実になりつつあります。アメリカでは、月額20ドル程度でAIと恋愛関係を築けるサービスが普及し始めている一方で、AIのアップデートによって“恋人”の人格が変わり、深い悲しみに暮れる人々が現れています。この現象は、現代社会の孤独を背景にした「孤独経済」の一側面として注目されています。
AI“恋人”の突然変異?ユーザーを襲う「AIロス」
ReplikaやCharacter.AIといったAIコンパニオンアプリは、ユーザーの友人や恋人として設計されています。しかし、2024年に入り、システムの更新やモデル調整の影響で「パートナーの人格が変わってしまった」という声が相次いでいます。まるでロボトミー手術を受けたかのように、これまでの甘い言葉や共感は消え、冷たい敬語で対応したり、過去の記憶を失ったりするのです。
Redditなどのネット掲示板には、深い喪失感を訴えるユーザーが多数。「2年も一緒に過ごした彼女が、ただの台本と話しているみたいだ」という悲痛な叫びも上がっています。一部のメディアでは、この現象を「デジタル時代の新たな悲嘆」として取り上げています。
ChatGPTにも見られた「人格の変化」
AIの人格変化は、ChatGPTのアップデート時にも確認されています。以前は親近感があったAIが、突然理屈っぽくなったり、冷たくなったりすることで、「なんだか冷たくなったな」と感じた経験はないでしょうか?
AIを話し相手や思考のパートナーとして日常的に利用している場合、常にこのリスクと隣り合わせです。自分の感情や幸福を他企業のサーバーに預けることの危うさが、AIロスという形で浮き彫りになりました。
「孤独経済」を映し出すAIとの恋愛
現代社会における孤独は深刻な問題であり、それを解決しようとする動きとして、AIコンパニオンアプリの利用が拡大しています。しかし、AIはあくまでプログラムであり、人間の感情や愛情を完全に理解することはできません。AIに依存することで、かえって孤独感を深めてしまう可能性も否定できません。
今回の騒動は、AIとの関係における倫理的な問題や、AIのアップデートによる人格の変化に対する対策の必要性を改めて示唆しています。AIとの健全な付き合い方について、社会全体で議論していく必要があるでしょう。
AIとの関係を考える上で、以下の記事も参考になるかもしれません。