防災グッズに潜む「致命的な落とし穴」元レスキュー隊員が警鐘!本当に大切なのは“今”を生き抜くこと
東日本大震災から15年。防災意識の高まりとともに、防災バッグや防災セットを備える家庭が増えています。しかし、元レスキュー隊員で防災YouTuberのRESCUEHOUSE(レスキューハウス)のタイチョーこと兼平豪氏は、この「防災グッズブーム」に危険な落とし穴があると警鐘を鳴らします。
「防災バッグを備えるな」という衝撃の真意
「極端な言い方をすると、『防災バッグを備えるな』です」と、兼平氏は切り出します。一体なぜ、防災のプロがそんなことを言うのでしょうか?
その理由は、災害発生時の最初の数分が最も危険だからです。地震の揺れ、火災、津波など、命が脅かされる瞬間に、重たい防災バッグを背負って逃げることは、命取りにつながりかねません。
消防士でさえ、現場に向かう際に重りをつけて走ることはありません。訓練を受けていない一般人が、無理に防災バッグを背負って逃げるのは、本末転倒だと指摘します。
防災バッグは「あったらラッキー」なもの
兼平氏は、防災バッグを否定しているわけではないと強調します。「防災バッグは、被災生活が始まった1〜2日後に取りに帰って、あったらラッキーというものです」。
問題は、ECサイトのマーケティング戦略に引っ張られ、「防災グッズさえあれば大丈夫」という誤った安心感を抱いてしまうことです。多くの人が、防災グッズの認識を間違った方向にアップデートしてしまっていると警鐘を鳴らします。
まずは“今”を生き抜く!
防災バッグは、被災生活における「生きる希望」にはなります。しかし、その希望を手にするためには、まずは災害が起きている最中を生き延びることが大前提です。
迅速な避難、身を守る行動、そして周囲との連携。これらが、何よりも重要であることを忘れてはなりません。
防災グッズに頼りすぎるのではなく、日頃からの防災意識を高め、いざという時に冷静に行動できるよう備えておくことが、本当に大切な防災対策なのです。