イラン女子サッカー代表5人、豪州に亡命か 国歌斉唱拒否がきっかけ?
オーストラリアで開催中のAFC女子アジアカップに出場していたイラン女子サッカー代表チームの選手5人が、豪州への亡命を希望し、チームを離れたと報じられています。この背景には、直前の国歌斉唱拒否という行動があり、イラン国内での批判や制裁の可能性が懸念されていました。
国歌斉唱拒否と国内の批判
イラン代表は、大会期間中の2日に行われた韓国戦の前に国歌を斉唱しませんでした。これは、イランの最高指導者ハメネイ師が米国とイスラエルの攻撃で殺害された直後であり、体制への抗議の意思表示と解釈されています。しかし、この行動に対し、イラン国営テレビの司会者は「裏切り者はより厳しい罰を受けるべきだ」とチームを強く批判。帰国後に厳しい制裁が加えられる可能性が指摘され、選手たちの安全が危ぶされていました。
亡命の経緯と支援
豪州の公共放送ABCは9日、イラン系豪州人団体関係者の話として、5人の選手が亡命を希望し、大会開催地のゴールドコーストの宿舎を離れ、警察の保護下にあると報じました。さらに、米国に亡命しているイランのパーレビ元皇太子も、自身の事務所を通じて「5人の選手が代表チームを離れ、現在は安全な場所にいる」とSNSで発表しています。パーレビ元皇太子は、選手の名前や写真も公開しました。
今後の展開
今回の亡命希望は、イラン国内の政治状況や女性の権利問題が背景にあると考えられます。イラン女子サッカーを取り巻く環境は依然として厳しい状況にあり、今後の展開が注目されます。豪州政府は、選手たちの保護と安全確保に全力を尽くす方針を示しています。
このニュースについて、SNSでは「選手たちの勇気ある行動に敬意を表する」「イランの女性たちが直面する困難さを改めて認識した」といったコメントが多数寄せられています。