映画を「味わう」一杯。バーテンダー川本繁晴さんが語る、作品に寄り添うお酒の魅力
アクション映画から芸術作品まで、映画鑑賞をさらに深く楽しむためのヒントが、バーテンダーの川本繁晴さんから提案されました。DOGLOVERSPRESSの記事を元に、作品の世界観に浸るための「一杯」をご紹介します。
『ジョン・ウィック』とブラントン:復讐に燃える男の選択
裏社会の伝説的殺し屋を描くアクション映画『ジョン・ウィック』。主人公ジョン・ウィックが愛飲するシングルバレルバーボン「ブラントン」は、単なる小道具ではありません。川本さんによると、かつてはブレンデッドが主流だったバーボンですが、近年はクラフト蒸留所のブームによりシングルバレルが増加傾向にあります。
「ブラントンは、クセが強くなく、万人が美味しいと思える飲みやすい仕上がり」と川本さんは語ります。ジョン・ウィックが選ぶだけあり、その品質の高さが伺えます。自宅で楽しむ際は、あえてジョッキグラスで泡なしで飲むのがおすすめです。
『パターソン』とバドワイザー:日常に寄り添う一杯
ジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』は、バス運転手パターソンの7日間の日常を描いた作品。主人公が毎晩立ち寄るバーで飲むのは、ジョッキのビール。川本さんは、「劇中の“バーでジョッキ”というのが面白い」とポイントを指摘します。
「ビールの泡って日本特有の文化で、だから映画の中でも存在しない」という意外な事実も。毎日のルーティンを守るパターソンのように、自宅でもジョッキを用意して泡なしで味わうことで、映画の世界観に浸ることができます。愛犬マーヴィンも物語の重要な役割を担う、余韻が残る作品です。
映画に登場するお酒を実際に味わうことで、作品への理解が深まり、新たな発見があるかもしれません。あなたも、お気に入りの映画と共に、特別な一杯を楽しんでみませんか?