『クロノ・トリガー』30年の旋律を東京フィルが奏でる!感動のオーケストラコンサートレポート
1月17日、18日に東京国際フォーラム・ホールAにて開催された『CHRONOTRIGGEROrchestraConcert時を超える旋律』。スクウェアとエニックスのドリームプロジェクトとして1995年に発売されたスーパーファミコンの名作RPG『クロノ・トリガー』の音楽を、東京フィルハーモニー交響楽団が渾身の演奏で届けました。最終公演となった1月18日夜公演の模様をレポートします。
伝説のRPG『クロノ・トリガー』とは?
『クロノ・トリガー』は、「ドラゴンクエスト」の堀井雄二氏、「ドラゴンボール」の鳥山明氏、「ファイナルファンタジー」の坂口博信氏という、ゲーム業界の巨匠たちが集結して制作された、まさに伝説の一作です。タイムトラベルをテーマに、個性豊かな仲間たちと共に世界を救う壮大な物語が展開されます。発売から30年経った今でも、その魅力は色褪せることなく、多くのファンを魅了し続けています。
オーケストラによる圧倒的な再現度
コンサートは、ゲームのタイトル画面を象徴する「予感」から幕開け。光田康典氏が手掛けた美しい旋律が、東京フィルの演奏によって、より一層壮大に、そして感動的に響き渡ります。ゲーム本編のSE(効果音)までもオーケストラで再現するという徹底ぶりに、会場は驚きの声に包まれました。例えば、カモメの鳴き声はクラリネット、波の音や花火の音は打楽器で表現されており、細部までこだわり抜かれた演出は、まるでゲームの世界に没入しているかのような感覚を与えてくれました。
名曲が次々とオーケストラアレンジで
「ガルディア王国千年祭」や「風の憧憬」など、誰もが知る名曲が、オーケストラの力強い演奏で次々と披露されました。「風の憧憬」では、同一フレーズを異なる楽器や奏法で表現することで、ゲームの展開を想起させる『クロノ・トリガー』音楽最大の特徴が際立っていました。また、バトル曲「戦い」では、バイオリンの迫力ある演奏が、プレイヤーの心を高揚させました。
感動と興奮が入り混じる壮大な展開
物語が進むにつれて、オーケストラの演奏は、より一層ドラマチックに変化していきます。未来都市の荒廃を描いた「16号廃墟」や、ロボのテーマなど、各時代の雰囲気を巧みに表現した楽曲は、聴衆を魅了しました。終盤には、多種多様な全滅シーンがスクリーンに映し出され、「世界最期の日」や「ラヴォスのテーマ」が演奏され、絶望感と緊迫感が会場を包み込みました。
サプライズも満載!ウィンドマシーン登場!
コンサートのクライマックスでは、なんとウィンドマシーンが登場!これは、ゲーム内で時空を揺るがす風の音を再現するために使用されたもので、会場を驚かせました。そして、エンディングテーマ「遙かなる時の彼方へ」が演奏されると、会場は感動に包まれました。スクリーンに映し出された仲間たちとの別れシーンは、多くのファンの涙腺を刺激しました。
アンコールで再び感動を!
アンコールの声に応え、メドレー形式で再び名曲が披露されました。大団円を迎える世界線も描かれ、会場は大きな拍手に包まれました。30年の時を超えて、今もなお色褪せない『クロノ・トリガー』の音楽の素晴らしさを改めて実感できる、感動的なコンサートでした。
このコンサートは、ゲームファンだけでなく、オーケストラ音楽を愛する人々にとっても、最高の体験となったことでしょう。