【鳴尾記念】まさかの4着！1番人気グランヴィノスの夢は次戦へ！

波乱の鳴尾記念！1番人気グランヴィノス、上位争いに届かず

12月6日、阪神競馬場で行われた第78回鳴尾記念・G3は、ファンに衝撃を与える結果となりました！
注目を集めた1番人気のグランヴィノス（牡5歳、栗東・友道康夫厩舎、父キタサンブラック）が、惜しくも4着に敗れ、多くの競馬ファンの期待は次戦へ持ち越されました。
レースを制したのは、2番人気のデビットバローズ（セン6歳、栗東・上村洋行厩舎、父ロードカナロア）で、見事な勝利を飾りました！勝ちタイムは1分43秒7でした。

G1馬3頭の半弟！良血グランヴィノスの挑戦

この日の主役の一頭と目されていたグランヴィノスは、なんとシュヴァルグラン、ヴィルシーナ、ヴィブロスという3頭のG1馬の半弟という超がつくほどの良血馬。約1年4か月の長期休養から復帰後、前走のチャレンジCで2着と好走し、この鳴尾記念での重賞制覇、そして「4きょうだい重賞制覇」という偉業達成に注目が集まっていました。
鞍上には川田将雅騎手を迎え、ファンもその走りに熱い視線を送りましたが、結果は4着。レース後、川田騎手は「勝ち馬を見ながら、最後はこれだけ離されたので、今日できる精いっぱいの走りです」と語り、悔しさを滲ませていました。
それでも、長期休養明けでオープン戦を勝ち上がり、重賞でここまで走れる実力は本物！次戦での活躍に期待が膨らみます。

デビットバローズが快勝！上位を賑わせた実力馬たち

見事な勝利を飾ったのは、デビットバローズでした。強豪ひしめく中で、確かな実力を見せつけましたね！
2着には7番人気のセンツブラッド（坂井瑠星騎手）、3着には3番人気のマテンロウレオ（横山典弘騎手）が入り、馬券的にも見どころのあるレースとなりました。
坂井瑠星騎手は「具合も前回より良かったし、展開もイメージ通りでいいレースができました」と手応えを語り、横山典弘騎手はマテンロウレオについて「相変わらず気が難しいね。ちゃんと走れば勝てる馬なんだけどね」とコメント。今後の課題と可能性を示唆しました。

騎手たちのコメントから読み解く激戦の舞台裏

レース後、各騎手からはさまざまなコメントが寄せられました。
5着のニホンピロキーフに騎乗した田口貫太騎手は「3、4コーナーで若干力んで最後に脚が上がりました。あそこで折り合えていたら、もっと際どかったと思います」と反省点を挙げつつも、馬の頑張りを称えました。
8着のオニャンコポンに騎乗した武豊騎手は「内枠だったので、内にこだわりましたが、ちょっと窮屈になりました」と、レース運びの難しさを語りました。
また、10着のオールナットに騎乗した北村友一騎手は「元々ピリピリした気性でしたが、落ち着いて走れるようになりました。ですが、落ち着いてきたことで、1800メートルではいいリズムに乗っていけませんでした。今ならもう少し距離があってもいいのかもしれません」と、馬の成長と新たな可能性に言及しました。
今回の鳴尾記念は、上位人気馬が敗れる波乱の展開となりましたが、各馬の個性や次戦への期待を感じさせるコメントが多く、今後の競馬シーズンがますます楽しみになる一戦でしたね！