小学生の「髪を染めたい」に親はどう答える?共感呼ぶマンガから見えてくる“正解のない”葛藤
SNSで話題のマンガ「『好き』を否定したいわけじゃない。でも、子供に『まだ早い』ってどう伝える?」が、多くの共感を呼んでいます。小学生の娘が髪を染めたいと訴え、親がその言葉にどう向き合うか…蟹乃まよさんの描く、親のリアルな葛藤に迫ります。
マンガの内容は?
このマンガは、TVで髪を染めている子を見た小学生の娘から「私も髪染めたい!」と言われた母親の視点で描かれています。母親は、娘の希望を頭ごなしに否定したくないけれど、年齢や影響を考えると「まだ早い」と感じています。そんな親の複雑な心境が、繊細なタッチで表現されているのが特徴です。
作者・蟹乃まよさんのインタビュー
マンガを描いた蟹乃まよさんに、作品についてお話を伺いました。
娘さんが「髪を染めたい」と言った時、内心的には「早すぎる」と感じたそうですが、同時に自分が小学生だったら同じだったかもしれない、とも思ったとのこと。また、高校生になって初めて髪を染めた時の母親の反応を思い出し、一方的な否定は避けたいと考えたようです。
「まだ早い」という言葉を使わなかった理由について、蟹乃さんは「主観的な判断であり、娘さんの軽い気持ちを否定したくない」と語ります。年齢だけで判断するのではなく、娘さんの気持ちを尊重しつつ、染髪の影響について理解を深めることが大切だと考えているようです。
子供の「好き」をどう受け止める?
蟹乃さんは、子供の「好き」を基本的には否定しないとのこと。「人に迷惑をかけたり、誰かを傷つけたりするものでなければ、自由にすればいい」と考えています。リスクがある場合は、その理由をしっかりと伝え、話し合いを重ねるようにしているそうです。
マンガを描く際には「悪人を描かない」ことを心がけていると語り、染髪自体を否定するのではなく、それぞれの価値観や考え方を尊重することが重要だと考えています。
読者からの反響
この作品には、大きな反響があったわけではありませんが、露出のある子供服を題材にした作品には、「安全を確保したうえで着させたい」「親が一方的に線引きさせるべきではない」など、子供の自由を尊重したいという声が多く寄せられたそうです。
マンガを描いたきっかけ
蟹乃さんがこのマンガを描いたきっかけは、SNSなどで髪を染めている小学生を目にする機会が増え、「小学生が染めるのはありなのか?」という自身の疑問を共有したいという思いからでした。自身の価値観に疑問を持ちながらも、共感を求めて描いた作品と言えるでしょう。
蟹乃さんは、今後も親ならではの育児に対する「もやもや」を描いていきたいと語っています。解決策を見つけるのではなく、共有することで読者と共感し、気持ちを整理したいと考えているようです。