小泉防衛相、自衛隊員による国歌斉唱を擁護「自衛隊法違反ではない」SNS投稿削除の理由も説明
自民党大会での陸上自衛隊員の国歌斉唱を巡る騒動について、小泉進次郎防衛相が14日の記者会見で自身の見解を表明しました。政治的行為を制限する自衛隊法に抵触する可能性が指摘されていましたが、小泉氏は「国歌を歌唱することが政治的行為に当たるものではなく、自衛隊法違反には当たらない」と断言しました。
国歌斉唱は「私人としての行為」
問題となったのは、4月12日に行われた自民党大会で、陸上自衛隊中央音楽隊の鶫真衣3等陸曹が国歌を斉唱したことです。これに対し、自衛隊員の政治的活動を制限する自衛隊法との関係が問われていました。小泉氏は、自衛隊員は「職務ではなく、私人として関係者からの依頼を受けて国歌を歌唱した」と説明し、法的な問題はないとの認識を示しました。
SNS投稿削除の理由とは?
小泉氏は、自身のSNSで関連の投稿を削除したことについても言及しました。「念のため事実関係等を確認するため、一旦投稿を取り消すこととした」と説明し、さらに「投稿は隊員にさまざまな負担がかからないように削除した方がいいだろうと判断した」と述べました。隊員への配慮を優先した結果であることがわかります。
報告体制の改善を指示
今回の件で、自衛隊員の党大会出席に関する報告が防衛省の担当部局で止まってしまい、小泉氏自身には上がっていなかったことも判明しました。小泉氏は「(大臣まで)報告が上がるように改善を徹底させたい」と述べ、今後の報告体制の見直しを指示しました。木原稔官房長官も同様の認識を示しています。
この問題は、自衛隊員の政治的中立性や、SNSでの発信に関する注意喚起など、様々な課題を浮き彫りにしました。今後の防衛省の対応に注目が集まります。