サントリーHD元会長・新浪剛史氏を書類送検!違法大麻成分サプリ密輸関与の疑い
サントリーホールディングス(HD)元会長の新浪剛史氏(67)が、違法な大麻由来成分を含むサプリメントの密輸入に関与した疑いで、福岡県警によって麻薬取締法違反(輸入)容疑で書類送検されました。この事件は、経済界に大きな衝撃を与えています。
事件の概要
福岡県警の捜査によると、新浪氏は2025年8月、米国在住の知人女性と、その弟と共謀し、THC(テトラヒドロカンナビノール)を含むサプリメントを米国から日本に密輸した疑いが持たれています。THCは大麻の主要な精神活性成分であり、日本では法律で規制されています。
このサプリメントは、知人女性が福岡県内に住む弟宛てに発送されました。門司税関による成分検査の結果、基準値を超えるTHCが検出され、福岡県警が「コントロールド・デリバリー」(泳がせ捜査)を実施。弟は麻薬特例法違反容疑などで逮捕されましたが、現在は処分保留で釈放されています。
新浪氏の関与と釈明
弟は県警の調べに対し、「サプリは姉から頼まれて新浪氏に送る予定だった」と供述。過去にも弟経由で同様のサプリが新浪氏に送付されていたことも判明しています。
県警は8月22日に新浪氏の自宅を家宅捜索しましたが、違法薬物や過去に送付されたとされるサプリメントは見つかりませんでした。新浪氏は県警の任意の捜査に対し、「大麻成分が含まれていることは知らなかった」と容疑を否認しています。
9月3日に開いた記者会見では、サプリメントは健康管理のために知人女性から薦められ、「適法と認識して購入した」と釈明。過去に送られたとされるサプリメントについては、「送り主が分からない荷物は廃棄する。家族が捨てた可能性がある」と述べています。
今後の見通し
今回の書類送検について、福岡県警は積極的に起訴を求める意見は付けていないとみられ、福岡地検も刑事責任に問えるかを慎重に判断すると見られています。海外にいる知人女性から直接聞き取りができていないことも、捜査の難航を招いています。
新浪氏の経歴
新浪氏は1981年に三菱商事に入社後、ローソン社長を経て、2014年にサントリーHDの社長に就任。2025年3月に会長に就きましたが、今回の問題を受けて9月1日付で会長を、同30日付で経済同友会代表幹事をいずれも辞任しました。
この事件は、企業のトップが関与する薬物問題として、社会に大きな波紋を広げています。今後の捜査の行方と、新浪氏の法的責任が注目されます。