阪神・大山悠輔「最高だけど最悪」…年の瀬に元チームメイトの映画を鑑賞し、複雑な心境を吐露
阪神タイガースの大山悠輔選手(28)が、シーズンオフの過ごし方を語りました。リーグ優勝を飾った一方で、日本シリーズでは敗北を喫した苦悩を抱えながらも、「苦悩する幸せをかみしめて」いるという大山選手。年の瀬に鑑賞した映画を通して、亡くなった元チームメイトへの想いを新たにした様子が明らかになりました。
『栄光のバックホーム』に込められた想い
大山選手は、公開中の映画『栄光のバックホーム』を鑑賞。この映画は、阪神時代に脳腫瘍と闘い、28歳の若さで亡くなった横田慎太郎さんの人生を描いたものです。大山選手は、横田さんについて「一緒にプレーした時間はほとんどなかったんですけど、ちょっとの間でも横田と一緒にユニホームを着てグラウンドに立てた事実は変わらない。僕の中でそこが薄れることはないので」と語り、深い敬意を表しました。
キャンプでの思い出と「G」の愛称
2017年の沖縄キャンプで初めて横田さんと共に過ごした大山選手。横田さんは、プロ1年目の大山選手がなかなか食事ができない姿を見て「大山さん、全然食べてないじゃないですか!パワプロだったら『食欲G』の評価になっちゃいますよ!」と声をかけ、ユーモアでルーキーを励ましました。このエピソードから、大山選手は仲間から「G」という愛称で呼ばれるようになり、今でもその時のことを「自然と微笑んでしまう」と振り返っています。
日本シリーズの敗北と、支えたい後輩たち
昨シーズンは、リーグ優勝に大きく貢献した一方で、日本シリーズではソフトバンクに敗れ、「力を発揮できなかった」と悔しさを滲ませました。しかし、大山選手は、3番・森下翔太選手、4番・佐藤輝明選手といった後輩たちを支え、チームを勝利に導く献身的な5番打者としての役割を果たしました。「他者を思うことで心を奮い立たせる」という大山選手の姿勢は、多くのファンに感動を与えています。
横田さんの遺志を胸に、新たなシーズンへ
横田さんの壮絶な闘病生活と、その明るい人柄に触れ、大山選手は「横田が復帰に向けて地道に努力している姿もずっと見続けてきました。しんどかったはずなのに、会えば気を遣うのが失礼になるぐらいに明るくて……」と語りました。映画を鑑賞した大山選手は、「でも、見に行けて良かったです」と、横田さんの遺志を胸に、新たなシーズンに向けて決意を新たにした様子です。