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アジア学院と宮城農高が「クボタ・毎日地球未来賞」大賞を受賞!食料・環境問題解決への貢献が光る

投稿日:2026年02月13日

食料・水・環境分野における課題解決を目指す活動を称える「第15回クボタ・毎日地球未来賞」の受賞者が発表されました。一般の部には、アジアやアフリカの農村指導者育成に尽力する学校法人アジア学院(栃木県那須塩原市)が、学生の部には、東日本大震災の復興を象徴する桜の苗木育成に取り組む宮城県農業高校桜プロジェクトチーム(名取市)が、それぞれ大賞の毎日地球未来賞に輝きました。

アジア学院:命と向き合い、困難な人々に奉仕するリーダーを育成

アジア学院は、毎年9ヶ月間、アジアやアフリカのNGOからの推薦を受けた学生約30名を迎え入れ、指導者論や持続可能な農業技術を学ばせています。学生たちは有機農法を実践し、帰国後にはそれぞれの農村で活躍する指導者を目指します。開校以来、60カ国以上で1472人もの卒業生を輩出しており、その活動は国際的にも高く評価されています。

学院では、多様な国籍や宗教を持つ学生たちが教職員と共同生活を送る中で、「共に生きる」ことをモットーに、互いの意見に耳を傾け、内省する場を大切にしています。約6ヘクタールのキャンパス内では、米や野菜の有機栽培に加え、ブタやヤギ、ニワトリの飼育も行い、食料自給率を90%以上達成しています。

学びはキャンパスにとどまらず、足尾銅山、水俣病の現場、広島の原爆被爆地を訪れ、公害や平和について学ぶ機会も設けられています。実際に、ルワンダでの大量虐殺を生き延びた学生が、学院での学びを通して初めて自身の痛みを言葉にできたというエピソードも語られています。

荒川治校長は、「命と向き合う農業を通じて、困難に直面する人々に奉仕する『サーバント・リーダーシップ』を育むことが、平和や持続可能な社会の実現につながると考えてきた。卒業生たちの活躍が、そのことを証明している」と語ります。

宮城農高桜プロジェクトチーム:震災を乗り越えた桜の力で、塩害に強い品種を開発

2011年3月の東日本大震災で津波に遭いながらも生き残った桜の木。宮城県農業高校桜プロジェクトチームは、この桜の苗木を育成し、これまでに県内外で1076本を植樹してきました。震災をきっかけに始まった活動は、復興のシンボルとして多くの人々に希望を与えています。

チームは、バイオテクノロジーを応用した品種改良や農業資材の研究にも積極的に取り組んでいます。震災後、沿岸部では津波による塩害の影響で桜の開花が妨げられていたため、20年には塩害に強い桜の品種「玉夢桜(たまゆめざくら)」を開発しました。また、23年には使用済みカイロの鉄粉とクエン酸から、樹木の耐塩性を高める促進剤を開発しています。

近年、夏場の猛暑による桜への影響も懸念されています。チームは、植物が暑さや乾燥から身を守るために酢酸を作る特性に着目し、24年には桜の高温や乾燥、塩害への耐性を向上させる「桜色活力剤」を考案しました。この活力剤は、地元の桜並木に試用されており、今後の全国展開を目指しています。

チームリーダーの山本柚花さん(18歳)は、「桜色活力剤で全国の桜を救うことが今後の目標です。活動が認められて本当に嬉しい」と喜びを語っています。

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