なんJ大好き民のトレンドニュース

東日本大震災の被災地に23万冊の絵本を届けた女性の言葉「失って、満たされることが人生には起こる」

投稿日:2026年03月11日

東日本大震災から13年。国内外から寄せられた絵本を被災地に届け続けた末盛千枝子さん(84歳)の言葉が、多くの人の心を打ち続けています。絵本編集者として長年活躍し、現在は岩手県に暮らす末盛さんが、歳を重ねて学んだこと、そして震災復興支援への思いを綴った著書『今だからわかること84歳になって』(KADOWA)から、その一部をご紹介します。

「絵本プロジェクト」発足のきっかけ

2011年の東日本大震災発生時、末盛さんは岩手県八幡平に移住して間もない時期でした。未曾有の災害で家を失ったり、大切な人を亡くしたりした子どもたちの健気さに心を痛めた末盛さんは、「何かできることはないか」と考えました。幼い頃に父親を亡くした息子たちの経験から、絵本が子どもたちに心の安らぎを与えることを知っていた末盛さんは、絵本を届ける活動を思いつきます。

6台の「えほんカー」が駆け抜けた被災地

「母さん、もし何かやるんだったら、絵本だろう」という次男の言葉をきっかけに始まった「3.11絵本プロジェクトいわて」。盛岡市中央公民館の協力を得て、国内外から次々と届いた絵本の段ボール箱を開梱・仕分け。春彦さんが考案した「えほんカー」6台が、絵本を積んで被災地を走り回りました。活動は「絵本サロン」「出張絵本サロン」へと広がり、23万冊もの絵本が被災地の子供たちの手に渡りました。

世界に感動を与えた活動

2012年のIBBY(国際児童図書評議会)ロンドン大会で活動報告を行った際、末盛さんの活動は世界中の児童書関係者から感動を呼びました。多くの人が涙を流しながら耳を傾けたといいます。10年間という期間を設けて行われたこの活動は、その役目を終えましたが、末盛さんにとって、絵本に関わってきた人生の集大成だったと感じています。

「何かを手放した時、その状況から逃げ出さなければ、先がある」

末盛さんは、活動を振り返り、「もし『すえもりブックス』を手放さなかったら、こういうことは起こらなかったかもしれない」と語ります。しかし、何かを手放すことで、新たな道が開けることも人生にはあると信じています。「失って、満たされることが人生には起こるものです。そうです、きっと、これからも。」という末盛さんの言葉は、困難に直面している人々に勇気を与えてくれるでしょう。

著書『今だからわかること84歳になって』には、末盛さんの人生観や、大切にしている時間、習慣などが綴られています。ぜひ一度手に取って、末盛さんの温かい言葉に触れてみてください。

『今だからわかること84歳になって』(KADOKAWA)

カテゴリー

キーワード

← トップに戻る

社会問題の関連記事

徳之島で国際交流!大学生と児童生徒が英会話で語り合うユースキャンプ開催

投稿日:2026年05月05日

鹿児島県の徳之島で、海外の大学生と日本の児童生徒が交流を深める「第3回徳之島国際ユースキャンプ」が開催されました。戦争の記憶を共有し、相互理解を深めることを目的としたこのキャンプは、参加者にとって貴重な経験となりました。

くまモン「こどもの日」復帰から10年…熊本地震からの復興を力強く支援し続ける姿

投稿日:2026年05月05日

愛くるしい姿で熊本県をPRする人気キャラクターくまモン。2016年の熊本地震では、被災地に寄り添い、復興のシンボルとして大きな役割を果たしました。一度は活動を自粛したものの、ファンの温かい声に後押しされ、「こどもの日」に活動を再開してから今年で10年。くまモンは、被災者の心の支えとなり、笑顔を取り戻すために奔走し続けています。

長崎県内の子供、過去最少の14万800人に 71年連続減少…少子化深刻化

投稿日:2026年05月05日

5月5日の「こどもの日」を迎えるにあたり、長崎県の子供の数が過去最少を更新したことが明らかになりました。少子化が深刻化する中、未来を担う子供たちの減少は、地域社会にとって大きな課題です。

絵本の関連記事

「名探偵プリキュア!」第14話:ポチタン、初めてのおでかけで思わずしゃべってしまう!?

投稿日:2026年05月03日

大人気アニメ「プリキュア」シリーズ最新作『名探偵プリキュア!』の第14話「ポチタン、はじめてのおでかけ!」が、5月3日午前8時半からABCテレビ・テレビ朝日系で放送されます。今回は、キュアアルカナ・シャドウに関する新たな手がかりと、ポチタンの可愛らしい冒険に注目です!

【4月27日~5月3日発売】癒やしからスリルまで!今週発売のおすすめゲーム3選

投稿日:2026年04月28日

4月27日(月)~5月3日(日)の期間に発売される注目のゲームソフトをピックアップ!心温まるパズルアドベンチャーから、ハイスピードなシューティング、そして不穏な香りが漂うアドベンチャーまで、幅広いジャンルの新作ゲームが登場します。週末のゲーム時間を充実させるため、ぜひチェックしてみてください。

ブックデザイナー祖父江慎さん死去 吉田戦車、加藤シゲアキら追悼の声

投稿日:2026年04月27日

書籍の斬新な装丁やデザインで知られる日本を代表するブックデザイナーの祖父江慎さん(66歳)が、3月15日に東京都内で亡くなりました。家族葬は既に執り行われました。

東日本大震災の関連記事

くまモン「こどもの日」復帰から10年…熊本地震からの復興を力強く支援し続ける姿

投稿日:2026年05月05日

愛くるしい姿で熊本県をPRする人気キャラクターくまモン。2016年の熊本地震では、被災地に寄り添い、復興のシンボルとして大きな役割を果たしました。一度は活動を自粛したものの、ファンの温かい声に後押しされ、「こどもの日」に活動を再開してから今年で10年。くまモンは、被災者の心の支えとなり、笑顔を取り戻すために奔走し続けています。

猫飼い必見!大地震に備える自宅の危険を減らすコツと環境づくり

投稿日:2026年05月02日

いつ起こるかわからない大地震。大切な家族である猫の身を守るためには、日頃からの備えが不可欠です。家具の転倒防止や脱走対策はもちろん、猫の精神的なケアも重要です。今回は、過去の飼い主さんの被災体験談を参考に、自宅での危険を減らすコツと、猫が安心して過ごせる環境づくりについてご紹介します。

41歳の大相撲力士、故郷の復興願う!ちゃんこ長が仕込む復興支援の味

投稿日:2026年05月02日

大相撲の序二段力士、東浪(41)=福島県出身、玉ノ井部屋=が、部屋の食事を一手に担う「ちゃんこ長」として、故郷の復興を願う強い思いを込めて日々奮闘しています。東日本大震災で失われた実家への想いを胸に、土俵と調理場を両立する姿に注目が集まっています。

復興支援の関連記事

41歳の大相撲力士、故郷の復興願う!ちゃんこ長が仕込む復興支援の味

投稿日:2026年05月02日

大相撲の序二段力士、東浪(41)=福島県出身、玉ノ井部屋=が、部屋の食事を一手に担う「ちゃんこ長」として、故郷の復興を願う強い思いを込めて日々奮闘しています。東日本大震災で失われた実家への想いを胸に、土俵と調理場を両立する姿に注目が集まっています。

TOKYOFM「HandinHand」特番レポート:箭内道彦が語る、故郷・福島との向き合い方

投稿日:2026年04月15日

TOKYOFMの復興応援プログラム「HandinHand」の特番が2025年11月16日(日)に放送され、福島の復興の歩みとリスナー参加型のスタディツアーの模様が紹介されました。今回は、新企画「福島サポーターズ」の初回ゲスト、クリエイティブディレクターの箭内道彦さんのインタビューに焦点を当ててお届けします。

ブルーインパルス、熊本の空に希望の航跡!熊本地震10年を前に被災地にエール

投稿日:2026年04月11日

2016年の熊本地震から10年を迎えるのを前に、航空自衛隊曲技飛行隊ブルーインパルス」が11日午前、熊本の上空で展示飛行を披露しました。犠牲者への追悼復興支援への感謝を込めた迫力満点の飛行に、多くの観客から歓声が上がりました。