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熊本の秘境「託麻新四国八十八ケ所巡り」40年の時を超え全札所復活!100周年記念で欠番解消、新たな旅の魅力

投稿日:2026年04月23日

熊本市東区の託麻三山(神園山、小山山、戸島山)周辺に広がる「託麻新四国八十八ケ所巡り」が、約40年ぶりに全88ヶ所の札所を揃え、新たなスタートを切りました。今年は創設100周年という節目。地域住民の熱意が結集し、欠番となっていた3ヶ所を復活させたことで、より魅力的な巡拝ルートが完成しました。

1926年創業の歴史と、途絶えていた巡拝

「託麻新四国八十八ケ所巡り」は、1926年に地元の寺の住職、故上野富八氏を中心に地域住民の手によって作られました。それぞれの家庭が石仏やほこらを自費で設置し、約20キロの道のりを巡る巡拝は、地元の人々にとって大切な文化の一部でした。しかし、時代の流れとともに、転居や相続などの理由で管理されなくなった札所が現れ、特に56番の地蔵菩薩像は40年以上前に所在不明となっていました。

保存会から実行委員会へ、住民の想いが繋ぐ

1987年に保存会が発足し、欠番の補填を目指しましたが、全てを埋めることはできませんでした。その後、保存会は解散。しかし、2012年に「たくま八十八ケ所巡り実行委員会」が設立され、毎年4月に巡拝を続けることで、その想いは受け継がれてきました。そして、創設100周年を前に、住民たちは最後の3ヶ所を復活させるべく動き出しました。

奇跡の復活!失われた石仏と新たな札所

住民が管理していた地蔵菩薩像2体と、近くの寺の薬師如来像が新たに加わり、ついに88ヶ所全てが揃いました。さらに、所有者の転居で寺に預けられていた石仏も、住民の手によって自宅敷地内に戻され、完全な巡拝ルートが復活しました。今年は4日に巡拝を予定していましたが、雨天のため中止。代わりに、四国の札所の砂を踏みながら礼拝する「お砂踏み」が行われ、約120人が参加しました。

未来へ繋ぐ、託麻新四国八十八ケ所巡りの魅力

実行委員長の西山剛志氏は「100年という節目に全ての札所を揃えることができてありがたい。今後欠けることがないように維持していきたい」と語りました。「託麻新四国八十八ケ所巡り」は熊本市の「郷土文化財」にも認定されており、その場所は熊本市ホームページの「託麻新四国八十八ケ所散策マップ」で確認できます。敷地内にある札所への無断侵入は禁止されていますのでご注意ください。この歴史ある巡拝路を歩き、熊本の隠れた魅力を発見してみてはいかがでしょうか。

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