溝で衰弱していた子猫が7年後にミューズへ!日本画家・小熊香奈子さんと愛猫コイモちゃんの物語
生死の境をさまよった子猫との運命的な出会い
今から7年前、ある日本画家のもとに届いた「溝で弱っている子猫がいる」という一報。それが、日本画家・小熊香奈子さんと、のちにかけがえのないパートナーとなる「コイモちゃん」との出会いでした。保護された当時、生後3カ月ほどだったコイモちゃんは、骨と皮だけになるほどガリガリに痩せており、母猫とはぐれてしまった過酷な状況だったといいます。小熊さんの献身的なケアにより、日に日にふっくらと健康を取り戻していったコイモちゃん。その姿は、まるで掘りたての里芋(関西でいう小芋)のような愛らしさだったことから、その名がつけられました。
「私のミューズ」日常を彩る特別な存在へ
すくすくと成長したコイモちゃんは、小熊さんの創作活動において欠かせない「ミューズ(芸術の女神)」となりました。かつては台所の食材や静物を描くことが多かった小熊さんですが、コロナ禍の外出制限期間中にコイモちゃんの自然体な仕草をスケッチし始めたことで、その作風に新たな彩りが加わりました。何気ない日常の瞬間を切り取った作品は、多くの人の心にノスタルジーと温もりを届けています。現在では、そんな二人の歩みがつまった初の画集
保護猫と歩む、かけがえのない「お城」のような毎日
今ではすっかり家を「自分のお城」として楽しんでいるコイモちゃん。甘えん坊でちょっとお転婆な性格は、小熊さん一家にとって欠かせない癒やしの存在です。家族以外には少し人見知りをするという一面も、小熊さんたちとの深い信頼関係があればこそ。「コイモと出会って、日々の暮らしや絵を描くことをより愛おしく感じるようになった」と語る小熊さんの言葉からは、命を救ったことで救われたのは人間の方であるという、温かい愛が伝わってきます。これからも二人は、スケッチブックを通して、これからも数え切れないほどの美しい物語を紡いでいくことでしょう。
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