「Kブランド」の次は「Cブランド」?東南アジアを席巻する中国トレンドの正体に迫る
「安かろう悪かろう」は昔の話!東南アジアで爆発的人気の「Cブランド」とは?
最近、東南アジアの若者たちの間で「Cブランド」という言葉が注目されているのを知っていますか?これまでアジアのトレンドを牽引してきた「Kブランド(韓国ブランド)」にとって、今、中国発のブランドが強力なライバルとして急浮上しています。例えば、日本でも話題のミルクティーブランド「CHAGEE(チャジー)」は、すでに世界で7000店舗以上を展開。マレーシアなどでは現地売上が中国本土を上回るほどの人気ぶりです。他にも「HEYTEA(ヘイティー)」や「蜜雪氷城」といった飲食ブランドから、化粧品、ファッションまで、「進撃のCブランド」と呼ばれるほど、その勢いは止まりません。
なぜ若者は「Cブランド」を選ぶのか?「スマート・デュープ」の衝撃
なぜここまで中国ブランドが支持されるのでしょうか。その鍵を握るのは、東南アジアのZ世代を中心に広がっている「スマート・デュープ(SmartDupe)」という消費スタイルです。デュープとは「代用品」を意味する言葉ですが、単に安いから選ぶのではなく、「有名ブランドと同等以上の品質を、納得の価格で手に入れる」という賢い選択を指します。これまでの「高いブランド品を持つこと=ステータス」という考え方から、実用性や性能を重視するスタイルへ、消費行動が大きくシフトしているのです。さらに、TikTokなどを活用した中国企業の高度なデジタルマーケティングは、Kブランドの一歩先を行っているとも評されています。
「メイド・イン・チャイナ」のイメージチェンジとこれからのKブランド
かつては「安い=低品質」というイメージがあった中国製品ですが、ハイアールやシャオミ、BYDといった企業の躍進により、その認識は完全に過去のものとなりました。洗練された店舗デザインや、海底撈(ハイディラオ)のような圧倒的なサービス体験は、今の東南アジアの若者にとって「クールで先進的なブランド」として映っています。もちろん、これまで積み上げてきたKビューティーやKフードのブランド力がすぐに消えることはありません。しかし、今後は激しい競争が待ち受けていることは間違いありません。アジアの市場は今、まさに「新たな潮流」の真っただ中にあります。今後、日本企業やKブランドがこの波にどう対応していくのか、目が離せません。