【W杯】スイス代表が号泣…VAR判定でエース退場、監督が審判批判「受け入れがたいミス」
VAR判定で運命が変わった準々決勝の悲劇
北中米W杯の準々決勝、前回王者アルゼンチン代表と対戦したスイス代表が、物議を醸すVAR判定により敗退の危機に追い込まれました。72年ぶりの快進撃を見せていたスイスですが、後半に起きた「ある判定」が試合を大きく変えてしまいました。問題の場面は、スイスのFWエンボロが相手選手と接触した際のこと。当初は相手にイエローカードが出されていましたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入により、なんとエンボロが「シミュレーション」をとられ、2枚目のイエローカードで退場処分となったのです。
「審判のミスで罰せられた」指揮官が怒りをあらわに
エースを欠いたスイスは、その後も数的不利の状況で延長戦まで粘りましたが、最後は力尽きて敗戦。試合後、スイス代表のムラト・ヤキン監督は「完全に受け入れがたい。審判のミスが我々を罰した」と怒りを隠せませんでした。今大会から導入された、誤審を減らすためのVAR運用ですが、今回はチームの運命を左右する厳しい結果となりました。指揮官は「アルゼンチンを優遇しているとは言わないが、審判の判断ミスによってすべてのプランが狂った」と悔しさをにじませています。
大会のルールと涙の退場
判定の瞬間、ピッチ上で食ってかかったエンボロですが、判定が覆ることはなく、号泣しながらスタジアムを後にしました。今大会から導入された新ルールでは、カード対象の識別ミスなどがあった場合に判定を変更できる規定がありますが、今回のケースでは逆にスイスが不利益を被る形となってしまいました。悲願の4強入りを逃したスイス代表に対し、SNSや世界中のメディアでは「VARの判定は適切だったのか」と大きな議論が巻き起こっています。最後まで諦めずに戦い抜いたスイスイレブンの健闘を称えるとともに、今後の国際大会におけるVAR運用のあり方が改めて問われることになりそうです。