【北朝鮮拉致問題】北海道で消えた家族…「40年後の新証言」が明かした衝撃の真実とは
北海道で多発する拉致の疑い、なぜ狙われたのか
北朝鮮による日本人拉致問題は、今もなお解決の糸口が見えない深刻な課題です。7月、拉致被害者の曽我ひとみさんが北海道で初めて講演を行いました。曽我さんは1978年、母親のミヨシさんと共に拉致され、24年もの間、過酷な生活を強いられました。現在、日本政府が認定する拉致被害者は1名ですが、警察庁が「拉致の可能性が排除できない」としている行方不明者は全国に871名おり、そのうち北海道は最多の85名を数えます。専門家は、海岸線が長く見張りが手薄な北海道の地理的条件が、工作員にとって好都合だった可能性を指摘しています。
「ただの事故ではない」海底に沈んだ船の謎
1967年、北海道の雄武町沖でイカ漁に出ていた紙谷慶五郎さんとその息子3人が乗る船が消息を絶ちました。当時、周囲は「遭難事故」と片付けていましたが、家族である北越優子さんは長年、ある違和感を抱いていました。海底で発見された船には「人為的に穴が開けられていた」という船員の証言があり、北越さんは独自の調査を開始。その過程で、かつて潜伏していた北朝鮮の工作員の存在が浮上しました。さらに2013年、生存していた兄の同級生から「船が黒い船に囲まれて連れて行かれた」という、40年越しの新証言が飛び出したのです。
沈黙を強いられた恐怖と、残された家族の願い
新証言をした男性は、当時「見たことを話せば殺される」と厳しく口止めされていたといいます。脅迫という重圧の中で、男性は40年以上も真実を胸に秘めて生きてきました。証言者本人が3年前に亡くなった今、残された北越さんの心には、消えることのない家族への思いがあります。「4人は今でも一緒にいると思っている。向こうで幸せに暮らしていてくれれば」と語る北越さんの言葉は、終わりの見えない拉致被害者家族の切実な祈りそのものです。
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