高市首相「自前の内閣」へ動く?国会閉会後の「改造人事」で高まる波乱の予感
7月17日に会期末を迎えた特別国会。皇室典範改正や再審法改正など、高市早苗首相が熱を入れていた重要法案が次々と成立し、政権は大きな一区切りを迎えました。現在、残された法案の成立を目指して会期が8日間延長されていますが、永田町ではすでに「国会閉会後の動き」に注目が集まっています。今、水面下で激しく動いているのが、「内閣・党人事の改造」をめぐる駆け引きです。
「脱・麻生体制」?高市首相が目指す「自前の内閣」の全貌
現在の内閣や党の布陣は、昨秋の政権発足時に麻生太郎副総裁らの意向を汲んで決まったものがベースです。そのため、官邸内では「高市首相にとって、今の体制は自分のやりたいことが自由にできる『自前の体制』とは言いにくい」との本音が漏れています。今、政権周辺が恐れているのは、国会を乗り切ったこのタイミングで「自分色」の人事を断行しなければ、9月の自民党役員任期満了までに反高市勢力による「高市降ろし」が活発化しかねないというリスクです。
次なる人事の焦点は?注目の「幹事長」ポストと「維新」の動向
今回の人事で特に注目されているのが、以下の3つのポイントです。まず1つ目は「次期幹事長」の座です。鈴木俊一幹事長の続投は難しいという見方が強く、誰がその後任になるのかが最大の焦点となっています。2つ目は、「日本維新の会」の入閣の可能性です。副首都構想関連法で合意した維新との連携が、ポスト配分にどう反映されるのかが注目されています。そして3つ目が、総裁選を戦った茂木敏充外相や小泉進次郎防衛相ら、有力候補たちの「今後の処遇」です。
麻生氏との関係はどうなる?「キングメーカー」との距離感に潜む分裂リスク
高市政権の誕生を後押しした麻生副総裁の影響力は依然として強力です。もし高市首相が、麻生氏の義弟である鈴木幹事長を交代させれば、「恩を仇で返すのか」という反発を招き、麻生氏が「反高市」に回るリスクもささやかれています。「麻生氏の力」を借りつつも、「自分主導の政権運営」を目指したい高市首相。この綱引きが、今後の自民党内の安定を大きく左右することになりそうです。今後の政局の動きからは、一瞬たりとも目が離せません。