【高市政権で初】大阪パチンコ店放火事件・高見素直死刑囚の刑が執行 17年前の「地獄絵図」を振り返る
誰でもよかった…無差別に5人の命を奪った卑劣な犯行
2025年8月21日、法務省は大阪パチンコ店放火事件の主犯である高見素直死刑囚(58)の死刑を執行しました。これは高市早苗政権下での初めての死刑執行となります。事件が起きたのは2009年7月5日。大阪市此花区のパチンコ店で、ガソリンを撒いて火を放つというあまりに惨い犯行により、5人もの尊い命が奪われました。当時、高見死刑囚が供述した「誰でもいいから人を殺したかった」という身勝手極まりない動機は、日本中を震撼させました。
阿鼻叫喚の現場、燃え盛る服で飛び出してきた被害者たち
事件当時の現場は、まさに地獄絵図でした。日曜日で賑わっていた店内に突然火が放たれ、逃げ惑う人々は服を燃やしながら路上に飛び出すという壮絶な光景が広がりました。目撃者の証言によると、髪は縮れ、皮膚がただれた状態で「痛い、痛い」と泣き叫ぶ女性客の姿があったといいます。このパチンコ店は高齢者や主婦に親しまれる場所でしたが、犯人の無差別な悪意によって、一瞬にして奪い去られたのです。犯行後、犯人は列車で逃走しましたが、最終的には山口県の警察署に出頭しました。
失業と借金、崩れ落ちた男の背景にある孤独
犯行当時41歳だった高見死刑囚は、失業し消費者金融から多額の借金を抱えるなど、追い詰められた状況にありました。かつては端正な顔立ちでモテたとも言われていましたが、事件前は存在感の薄い男となっていました。彼が住んでいたマンションは、訳あり物件として知られる場所であり、社会との繋がりを断たれた男の孤独が、最悪の形で爆発してしまったのです。