【円安止まらない】1ドル=163円台に突入!39年半ぶりの水準を記録した理由とは?
中東情勢の緊張で「有事のドル買い」が加速
21日のニューヨーク外国為替市場で、円相場が一時1ドル=163円24銭まで下落しました。これはなんと約39年半ぶりという歴史的な円安水準です。なぜここまで急激に円の価値が下がってしまったのでしょうか。その背景には、中東情勢の悪化による「有事のドル買い」が大きく影響しています。米国とイランの対立や、中東の海上物流への懸念から原油価格が高騰し、安全資産とされるドルに世界中から資金が集まる動きが強まっています。
止まらない円安の背景と今後の見通し
今回の急落には、原油高によるインフレ懸念も関係しています。原油価格が上がればインフレを抑えるために米連邦準備制度理事会(FRB)が「年内に利上げを行うのではないか」という観測が強まり、米国の金利が上昇。金利の低い円を売って、金利の高いドルを買うという動きが加速しています。さらに、日本は原油の輸入を中東に大きく依存しているため、貿易収支が悪化する懸念も円を売る圧力となっています。ただし、現在の163円台という水準は政府や日本銀行による為替介入への警戒感も強まっており、今後の動向から目が離せません。