ドル円は159円台で一進一退 米景気減速と地政学リスクの狭間で
米小売売上高の低迷で利上げ観測が後退
17日朝の東京外国為替市場では、ドル円相場は1ドル=159円台前半で小動きとなっています。先週末に発表された米国の7月小売売上高が市場予想に反して前月比で減少したことを受け、米国の早期利上げ観測が後退しました。これに伴い、市場ではドルを売る動きが見られ、一時158円台後半まで下落する場面もありました。しかし、160円近辺という節目を意識した介入警戒感や、日銀の早期利上げ観測も根強く、ドルの上値は重い展開となっています。
原油高が支えるドル円、今後の展開はどうなる?
一方で、ドル円の下値を支える要因として挙げられるのが中東情勢の不透明感です。原油輸送の要衝であるホルムズ海峡を巡る緊張が続いていることから原油先物価格が高止まりしており、これがドルの下支え要因として意識されています。米国の経済指標による「利上げ見送り」というドル安材料と、地政学リスクによる「原油高」というドル買い材料が交錯し、市場は方向感を探る展開が続いています。投資家の皆さんは、今後の米経済指標や中東情勢の変化に引き続き注意が必要と言えそうです。